ミラーレスカメラの手ぶれ補正:ボディとレンズ両方をオンにすべきか?

デジタル一眼レフ

ミラーレスカメラを使用する際、サードパーティ製のレンズを取り付けた場合、レンズとボディ両方に手ぶれ補正機能が搭載されていることがあります。この場合、両方の手ぶれ補正をオンにして使うのが良いのか、それともどちらか一方にした方が良いのか迷うことがあるかもしれません。この記事では、ミラーレスカメラにおける手ぶれ補正の使い方について詳しく解説します。

手ぶれ補正の基本:ボディとレンズの違い

手ぶれ補正(IBIS:In-Body Image Stabilization)は、カメラ本体に搭載された機能で、カメラのセンサーを物理的に動かして手ぶれを補正します。一方、レンズ側の手ぶれ補正(OIS:Optical Image Stabilization)は、レンズ内のレンズ群を動かして補正を行います。

どちらも手ぶれを抑えるための役割を果たしますが、それぞれ異なるアプローチを取ります。ボディの手ぶれ補正は、カメラの動きに対して補正を行い、レンズの手ぶれ補正は、レンズ自体の動きに対して補正を行います。

手ぶれ補正を両方オンにした場合の影響

ボディとレンズの両方の手ぶれ補正をオンにした場合、理論的には補正効果が強化され、手ぶれがさらに抑えられるように思えます。しかし、実際には両方をオンにすると補正が重複し、逆に補正効果が不安定になったり、違和感のある結果が生じる場合もあります。

特に、サードパーティ製のレンズでは、カメラとレンズの手ぶれ補正が完全に連携していないことが多く、補正が重複したり、干渉したりすることがあります。このため、カメラとレンズの手ぶれ補正を両方オンにすることは、必ずしも最良の結果をもたらすわけではありません。

手ぶれ補正のオン/オフの選択肢:適切な使い分け

一般的に、手ぶれ補正はレンズかボディのどちらか一方に設定するのが推奨されます。もし、ボディの手ぶれ補正が強力であれば、レンズ側の手ぶれ補正をオフにすることで、補正の重複を避けることができます。

サードパーティ製のレンズを使用している場合、ボディの手ぶれ補正をオンにして、レンズ側はオフにすることが一般的に安定した結果を得られる選択肢です。逆に、レンズ側の手ぶれ補正が優れている場合は、ボディ側の手ぶれ補正をオフにして、レンズだけの補正を使用することが有効です。

メーカー純正のレンズを使った場合の違い

メーカー純正のレンズを使用する場合、カメラとレンズ間で手ぶれ補正がうまく連携して動作するため、両方の手ぶれ補正をオンにしても問題なく効果的に動作することが多いです。特に、最近のカメラは、ボディとレンズの手ぶれ補正が統合されていることが多く、最適な補正効果を発揮するように設計されています。

そのため、純正レンズを使用する場合は、両方の手ぶれ補正をオンにすることが一般的には推奨されます。ただし、サードパーティ製レンズの場合、カメラとレンズの互換性を確認し、最適な設定を見つけることが重要です。

まとめ:手ぶれ補正の最適な設定方法

サードパーティ製のレンズを使用する際は、手ぶれ補正の設定を慎重に行うことが大切です。カメラのボディ側の手ぶれ補正とレンズ側の手ぶれ補正を両方オンにすることは、必ずしも最良の結果を生むわけではなく、場合によっては補正効果が不安定になることがあります。

最も安定した結果を得るためには、ボディの手ぶれ補正をオンにし、レンズの手ぶれ補正をオフにするか、逆にレンズ側だけの補正を使用する方法が推奨されます。特にサードパーティ製レンズを使用する場合、カメラとレンズの手ぶれ補正の連携が重要ですので、試しながら最適な設定を見つけましょう。

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