Shanling M1 Plusより音質・性能が優れたDAPはどれ?価格帯別に比較解説

ポータブル音楽プレーヤー

コンパクトでコストパフォーマンスに優れたShanling M1 Plusは、多くのポータブルオーディオファンに支持されています。しかし、さらに高音質や多機能を求めたい場合、次のステップとして検討すべきDAP(デジタルオーディオプレーヤー)も数多く存在します。本記事では、Shanling M1 Plusと比較して性能・音質面で優れたモデルを価格帯別に紹介します。

Shanling M1 Plusの特徴と音質レベル

Shanling M1 Plusは、コンパクトな筐体にESS ES9219C DACを搭載し、PCM 32bit/384kHz、DSD256対応というスペックを持ちます。音の傾向としてはクリアでバランスが良く、Bluetooth対応やUSB DAC機能など機能面も充実しています。

この価格帯(おおよそ2〜3万円)としては非常に完成度が高い製品ですが、さらに上位モデルではDACチップのグレードアップや、アンプ出力の向上、複数の出力端子(バランス出力対応)などにより、より繊細な音や広い音場を楽しむことが可能になります。

3万円〜5万円:FiiO M11Sなどが候補

この価格帯で注目したいのが、FiiO M11Sです。デュアルDAC構成(ES9038Q2M)、Android OS搭載、バランス出力対応と、明確に上位互換といえる仕様を持っています。音質面ではより解像度が高く、低域の深みや高域の伸びも豊かになります。

また、HiBy R5 Gen 2も選択肢の一つで、THXアンプ回路を搭載し、ナチュラルで厚みのある音を実現しています。バッテリーの持ちや操作性の面でも優れており、ハイレゾ音源との相性も良好です。

5万円〜10万円:音質を追求する中級機

予算に余裕がある場合、iBasso DX170HiBy R6 IIIなどが候補に上がります。これらはDACチップにCS43131やES9038などの高性能チップを採用し、信号処理能力が非常に高く、音の立体感や臨場感が明らかに一段階向上します。

特にiBasso DX170は、音の分離感と音場の広がりが素晴らしく、解像度重視のリスナーに適しています。また、再生アプリの自由度も高く、ストリーミングも快適です。

10万円以上:フラッグシップ級の世界

10万円を超えるDAPでは、Astell&Kern SR35Cayin N6iiなど、音質に妥協のない設計がなされています。クアッドDAC構成や専用OS、独自のアンプ技術など、オーディオ専用機ならではの作りが特徴です。

このクラスでは、もはや「携帯できる据え置き機」と言っても過言ではないサウンドを実現しています。Shanling M1 Plusと比べると明瞭度、解像度、空間表現力すべてにおいて明確な差があります。

まとめ

Shanling M1 Plusはコンパクトかつ高機能で、入門機としては非常に優秀です。しかし、より高音質や豊かな表現力を求める場合、3万円〜10万円の価格帯で選択肢が大きく広がります。自分の予算と音の好みに応じて、FiiOやiBasso、HiByなどの中級〜上級モデルを検討してみると、新たな音楽体験が得られるでしょう。

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