SONYの超広角レンズを使いこなすためには、どのレンズを残すべきか迷うこともあります。特に、16-35mm F2.8 GM、16mm F1.8 G、20mm F1.8 Gを所有している場合、どれを選んで残すべきかは個々の撮影スタイルに大きく影響されます。この記事では、各レンズの特徴を踏まえた上で、あなたの撮影スタイルに最適なレンズ選びを解説します。
16-35mm F2.8 GMの特徴と利点
16-35mm F2.8 GMは、広角ズームレンズとして非常に高い汎用性を持つモデルです。F2.8の明るさと広角ズームの特性により、風景や建物の撮影に適しています。しかし、ズームレンズであるため、解像感や単焦点レンズのシャープさには一歩劣ることがあります。
また、24-70mmのズームレンズをすでに持っているので、16-35mmを使う機会は「もっと広い範囲を撮りたい」という特定のシチュエーションに限られる場合が多いでしょう。
16mm F1.8 Gの特徴と利点
16mm F1.8 Gは、非常に広い画角と明るいF1.8の開放値を持つため、低光量でも優れた撮影が可能です。特に星空や夜景撮影に最適で、動画撮影にも向いています。しかし、歪みが強く、広角での使用には注意が必要です。動画での使用時には手ぶれ補正が有効ですが、クロップされる可能性も考慮する必要があります。
Vlog撮影や低照度での使用には非常に強力なレンズですが、風景全般に使うには画質に妥協が必要な場合があります。
20mm F1.8 Gの特徴と利点
20mm F1.8 Gは、16mmほどの歪みはなく、比較的歪みが少なく、風景撮影や街中のスナップにも優れたパフォーマンスを発揮します。F1.8の明るさは星空撮影や夜景にも適しており、動画でも広角として安定した映像を提供します。
ただし、動画でクロップされると少し狭くなるため、あくまで使うシーンを選ぶ必要があります。画角としては非常にバランスが良いですが、特に「広く撮りたい」という目的には物足りないと感じることもあります。
どのレンズを残すべきか?撮影スタイル別選び方
撮影スタイルを考慮した場合、最も頻繁に使うレンズとして24-70mmと70-200mmを使いながら、超広角レンズを選ぶ基準は以下のように考えられます。
- 風景や星空撮影を優先するなら、16mm F1.8 Gか20mm F1.8 Gを選ぶと良いでしょう。特に低照度での撮影が多い場合は、F1.8の明るさが活きます。
- 歪みが気になる場合や広角が必要なシーンでは、20mm F1.8 Gが最適です。歪みが少なく、比較的汎用性があります。
- もしズームレンズで十分に対応できる場合、16-35mm F2.8 GMを持つ必要性が低く感じるかもしれません。
まとめ
どのレンズを残すべきかは、撮影スタイルに大きく依存します。風景や星空を重視する場合は16mm F1.8 Gや20mm F1.8 Gが適しており、歪みが気になる場合は20mmが優れた選択肢です。一方で、ズームレンズで十分対応できる場合は、16-35mm F2.8 GMを手放しても問題ないかもしれません。
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