競馬の撮影において、どのカメラとレンズを選ぶかは非常に重要です。特に、夜間や暗い環境での撮影では、カメラの性能やレンズの明るさが画質に大きく影響します。質問者のように、現在使用しているR10+RF100-400mm F5.6-8 IS USMでは、晴れた日には問題なく撮影できても、ナイターや暗い場所での撮影では不安が残る場合、どちらを先に購入すべきか悩むのはよくあることです。この記事では、ボディやレンズの選び方と、それぞれのメリットについて解説します。
ボディを先に購入するべきか?
カメラボディの選定は、撮影の基盤を決める重要な要素です。特に、暗い場所での撮影や高速シャッターが必要な競馬の撮影においては、より高性能なボディが有利です。「Canon EOS R6 Mark II」は、優れた高感度性能と連写性能を持っており、ナイターや室内撮影でも安定した画質を提供します。特に、低照度下でのノイズ処理やオートフォーカスの精度が重要です。
R6 Mark IIは、ISO感度が高く、暗い場所でもシャープな画像を得ることができるため、暗い環境での競馬撮影には最適です。したがって、もし主に暗い環境での撮影が多くなるのであれば、R6 Mark IIを優先して購入することをおすすめします。
レンズを先に購入するべきか?
一方、レンズも競馬撮影には非常に重要です。特に、競馬場のような広いエリアで被写体を捉えるには、焦点距離の長さが必要です。現在使用している「RF100-400mm F5.6-8 IS USM」でも十分な焦点距離を得られますが、F値が高いため、暗い環境ではレンズの明るさが足りず、シャッタースピードを確保するのが難しくなることがあります。
もし明るいレンズを使用したい場合、例えば「RF70-200mm F2.8L IS USM」や「EF70-200mm F2.8L IS III USM」などは、F2.8の明るさを提供し、暗い場所でもシャープな画像を得られます。また、これらのレンズは焦点距離が広く、競馬場のパドックやラチ沿いでの撮影にも向いています。
三脚使用時のレンズ選び
三脚を使用して撮影する場合、レンズの選定は若干変わります。三脚を使えば、シャッタースピードが遅くても手ブレが防げるため、レンズの明るさにこだわる必要はなくなります。しかし、競馬撮影のように動きが速い被写体を追う場合、シャッタースピードを確保するために、やはりF2.8の明るいレンズの方が有利です。
また、三脚使用時には「RF70-200mm F2.8L IS USM」などのように、手ブレ補正が搭載されているレンズを選ぶことで、さらに安定した撮影が可能です。
まとめ:ボディ vs レンズ
暗い環境での競馬撮影をより快適に行いたいのであれば、まずはカメラボディをアップグレードすることをおすすめします。特に、ISO感度やオートフォーカス性能が向上することで、暗い環境でもシャープで高品質な写真を撮影できます。次に、レンズの選択肢としては、明るいF2.8のレンズが理想的ですが、三脚を使用する場合は、焦点距離やボディの性能に合わせて選ぶことが重要です。
最終的には、自分の撮影スタイルや環境に合ったバランスの取れた機材選びが大切です。ボディとレンズの両方を検討し、必要な性能を見極めて購入することが、より良い競馬撮影につながります。
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