カメラのレンズ選びで困っている方へ、特にダンスパフォーマンスなどの撮影でのレンズ選びについて解説します。質問者はNikon D7200を使用し、ステージから3.73メートルの距離でダンサーの全身を撮影したいというニーズがあります。今回は、Nikon AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G EDと70-200mmレンズの選択肢を比較し、それぞれの特徴を解説します。
1. 24-70mm f/2.8G EDレンズでダンサーの全身を写すことは可能か?
NikonのAF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G EDは、標準ズームレンズの中でも非常に人気があり、優れた画質を提供します。このレンズは24mmからの広角が可能で、ステージから3.73メートルの距離であれば、十分にダンサーの全身を収めることができます。
24mmでの広角撮影は、ステージの遠近感をうまく捉えるのに適しています。特にダンスの動きが大きい場合、このレンズは非常に便利です。ただし、被写体が大きく動くシーンであれば、シャッター速度やISOの調整が重要です。
2. 70-200mmレンズを使うと顔だけが写るのか?
70-200mmのレンズは、望遠ズームとして非常に強力ですが、3.73メートルの距離で使う場合、ズームを最大にすると、顔や部分的なアップでの撮影が主になる可能性が高いです。
このレンズは、人物をアップで捉えたいときや、遠くから細部を引き寄せて撮影したい場合に適しています。しかし、全身を撮影する場合は、距離を調整するか、レンズの焦点距離を広角側に変更する必要があります。
3. Nikon D7200で暗い場所で撮影する際の注意点
Nikon D7200はAPS-Cサイズのセンサーを搭載しているため、低照度環境での撮影でも十分な性能を発揮します。しかし、暗い場所でダンスパフォーマンスを撮影する際には、シャッター速度やISO感度を調整する必要があります。
特にダンスパフォーマンスは動きが早いため、シャッター速度が遅すぎるとブレが発生しやすくなります。レンズの開放F値(f/2.8など)が明るいレンズであれば、暗い環境でも安定した撮影が可能です。
4. どのレンズを選ぶべきか?
もしダンスパフォーマンス全体を広角で撮りたい場合、24-70mmの標準ズームレンズが最適です。広角から中望遠までカバーできるため、3.73メートルの距離でもダンサー全体を捉えやすく、動きに合わせたフレーミングが可能です。
一方、70-200mmはアップの写真を得意とするレンズですが、全身を収めるためには、ある程度の距離を確保する必要があります。被写体が大きく動くシーンでは、焦点距離を調整するか、複数のレンズを使い分けると良いでしょう。
5. まとめ
3.73メートルの距離でダンスパフォーマンスを撮影する際、24-70mm f/2.8G EDレンズはダンサー全体を捉えるために非常に有効です。70-200mmレンズは、アップでの撮影が主になるため、全身を捉えたい場合には不向きかもしれません。D7200の低照度性能を活かし、適切なシャッター速度やISO感度の設定で撮影しましょう。
最終的には、レンズの選択と撮影設定が、どれだけ良い写真を撮るかに大きな影響を与えます。自分の撮影スタイルに合ったレンズと設定を選ぶことが重要です。
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