小松基地航空祭で戦闘機の撮影を行う際、カメラのAFエリア設定をどうするか迷うことは多いです。特に、Eos7DMark2とSigma 150-600mm Contemporaryレンズの組み合わせでは、AFエリアの選択が重要です。今回は、65点自動選択AF、ラージゾーンAF、ゾーンAFの3つの設定について、どの設定が最も効果的かを解説します。
AFエリアの選択肢
Eos7DMark2には、複数のAFエリア選択モードがあります。これらは、被写体の動きに合わせて、最適な焦点を自動で追尾するために使用されます。選択肢としては、65点自動選択AF、ラージゾーンAF、ゾーンAFの3つがあります。それぞれの特徴を理解することで、撮影時に適切なモードを選ぶことができます。
65点自動選択AF
65点自動選択AFは、最も多くのAFポイントを使用して、被写体の動きを追尾します。これは、特に高速で移動する戦闘機のような被写体を撮影する際に便利です。しかし、このモードは、周囲のノイズや背景の動きにも敏感に反応するため、必ずしも常に完璧な結果が得られるわけではありません。戦闘機のような高速な動きでも、適切な追尾が可能ですが、背景が忙しい場合には焦点がずれる可能性もあります。
ラージゾーンAF
ラージゾーンAFは、特に動きが激しい被写体に対して有効です。このモードでは、AFポイントが広い範囲に広がり、動きの予測を容易にします。戦闘機の撮影では、特にこのモードが効果的です。背景が動いていても、AFポイントの広さが調整されるため、焦点がずれにくくなります。特に飛行機のように素早く位置を変える被写体に対しては、ラージゾーンAFは非常に有効です。
ゾーンAF
ゾーンAFは、選択したゾーン内でのみフォーカスを合わせるモードです。この設定は、対象がそのゾーン内を移動している場合に非常に効果的です。戦闘機が特定の位置で一定の動きをする場合には、ゾーンAFを使用することで、フォーカスを正確に追跡することができます。しかし、動きが速すぎる場合には、ゾーンAFが追いつかないこともあります。
最適なAF設定の選択
戦闘機撮影においては、被写体の速さや動き、背景の状態によって最適なAF設定が異なります。一般的には、ラージゾーンAFが最も安定して動きを追尾できるモードといえます。しかし、動きがさらに速い場合や、背景が比較的単純な場合は、65点自動選択AFが有効です。ゾーンAFは、予測可能な動きがある場合に有効ですが、動きが急に変わるような場面では、あまり効果的ではないかもしれません。
まとめ
戦闘機撮影においては、AF設定を適切に選択することが非常に重要です。Eos7DMark2とSigma 150-600mmの組み合わせでは、ラージゾーンAFが最も効果的であることが多いですが、撮影シーンによっては65点自動選択AFやゾーンAFも活用できます。撮影前に各モードを理解し、シチュエーションに応じて最適な設定を選びましょう。
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