LightroomクラシックでRAW現像を行った後、メタデータの撮影日付が編集日になってしまう問題はよくあります。これは、ソフトウェアが写真の保存時に編集日時をメタデータに書き込むためです。この問題を解決する方法を解説しますので、撮影日を元に戻すための手順を確認してみましょう。
撮影日付が編集日に変わる原因
Lightroomクラシックや他の現像ソフトを使ってRAW写真を編集すると、そのメタデータが上書きされることがあります。特に、保存した際に「編集日」がメタデータに記録されるため、オリジナルの撮影日付が失われることがあります。これが原因で、写真の撮影日が自動的に変更されるのです。
そのため、撮影した日付を維持するためには、正しい日付を手動で設定する必要があります。
RAWファイルの撮影日付を元に戻す方法
撮影日付を元に戻すためには、EXIFデータを手動で編集する必要があります。具体的な方法としては、専用のソフトウェアやツールを使用してEXIFデータを編集します。
例えば、Exiv2やExifTool
といった無料ツールを使うことで、RAW画像の撮影日付を変更できます。これらのツールを使えば、メタデータに書き込まれている撮影日を任意の日付に設定し直すことが可能です。
ExifToolを使って撮影日を修正する方法
ExifToolは、EXIFメタデータを簡単に編集できる強力なツールです。以下の手順で、ExifToolを使用してRAW写真の撮影日付を修正する方法を説明します。
- ExifToolを公式サイトからダウンロードし、インストールします。
- コマンドラインで以下のように入力して、撮影日付を変更します:
exiftool -DateTimeOriginal="YYYY:MM:DD HH:MM:SS" file.jpg
- 上記のコマンドで指定した日付(YYYY:MM:DD HH:MM:SS)に撮影日を変更できます。
これで、EXIFデータの撮影日が修正されます。
Adobe Lightroom以外のソフトで撮影日付を修正する方法
Lightroom以外でも、撮影日付を修正するツールはたくさんあります。例えば、dpreviewやPhotoME
などもEXIFデータの編集機能を提供しています。
また、これらのソフトを使用すると、写真を一括で編集して複数の画像の撮影日付を同時に修正することも可能です。これにより、効率的に多くの写真のメタデータを調整できます。
まとめ
LightroomクラシックでRAW現像した後、撮影日が編集日になってしまうのは、ソフトウェアが保存時に自動的にメタデータを上書きするためです。この問題を解決するためには、EXIFデータを手動で修正する必要があります。ExifToolなどのツールを使えば、撮影日付を正確に元に戻すことができます。
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