防水スマホでも水滴一滴で故障する？SIMトレー周辺の水濡れリスクと対策

防水機能を備えたスマートフォンでも、SIMカードトレー周辺に水滴が一滴でも入ると故障のリスクが高まります。特に、SIMトレーを閉めた状態で水分が内部に残ると、蒸発しにくく内部で水分が滞留し、電子部品に影響を及ぼす可能性があります。

防水スマホの防水性能とは？

防水性能は「IP等級」で示され、例えば「IP68」は水深1.5mで30分間の浸水に耐えることを意味します。しかし、この性能は新品時のものであり、経年劣化や外的ダメージにより低下する可能性があります。

SIMカードトレー周辺は防水性能が低い場合があり、ここから水分が内部に侵入することがあります。特に水分が内部に滞留すると、基板やバッテリーに影響を及ぼし、最終的には故障につながる可能性があります。

実際に、防水スマホでもSIMトレー周辺から水分が侵入し、故障した事例があります。これらの事例から学び、SIMカードトレー周辺の取り扱いには特に注意が必要です。

SIMカードトレーを閉める前に、トレー周辺を乾いた布で拭き取ることが重要です。また、SIMカードトレーを開ける際には、手を濡らさないようにし、乾燥した環境で作業を行うよう心掛けましょう。

防水スマホでも、SIMカードトレー周辺に水滴が一滴でも入ると故障のリスクが高まります。日常的な取り扱いにおいて、SIMトレー周辺を乾燥した状態に保つことが、スマートフォンの長寿命化につながります。