自作PCを組み立てたばかりで、BIOS画面までは正常に進んだものの、Windowsインストール用のUSBを挿した状態で再起動すると、DRAMランプが点灯し、画面が表示されなくなったという問題に直面することがあります。こうしたトラブルが発生する原因や、その対処法について解説します。
DRAMランプが点灯する原因とは?
自作PCのDRAMランプが点灯する原因として最も多いのは、メモリが正しく認識されていないことです。特に、メモリがスロットにきちんと差し込まれていなかったり、メモリスロットが不良だったりする場合に発生します。また、メモリの種類や容量がマザーボードと互換性がない場合にも問題が生じることがあります。
さらに、メモリに電力供給がうまくいっていない場合や、BIOSの設定が不適切である場合にもDRAMランプが点灯することがあります。
DRAMランプ点灯時のチェックリスト
DRAMランプが点灯した際には、まず以下の項目を確認しましょう。
- メモリの取り付け状態: メモリモジュールがしっかりとスロットに挿さっているか確認してください。
- メモリスロットのチェック: 1枚のメモリを別のスロットに挿し替えてみて、問題が解消されるか試します。
- メモリの互換性: 使用しているメモリとマザーボードの互換性を確認しましょう。
- メモリの故障: 他のPCでメモリが正常に動作するか確認してみて、故障していないかチェックします。
BIOS設定の確認とリセット方法
BIOSの設定が原因でDRAMランプが点灯することもあります。この場合、BIOS設定のリセットを試みることが効果的です。リセット方法としては、以下の手順を試してみてください。
- CMOSクリア: マザーボードのCMOSクリアジャンパーを使用して、BIOS設定をリセットします。ジャンパーの位置を変更することで、BIOSがデフォルト設定に戻ります。
- BIOS設定の初期化: BIOS画面に入り、設定を初期化するオプションを選択して、設定をデフォルトに戻します。
メモリの交換や追加メモリの確認
もし上記の手順でも問題が解決しない場合、メモリの交換や追加メモリの導入を考える必要があります。複数のメモリモジュールを使用している場合、1枚ずつ挿して動作確認を行い、問題のあるメモリを特定しましょう。また、同じ容量・型番のメモリを購入し、互換性の問題を回避することも有効です。
まとめ
自作PCでBIOS画面後にDRAMランプが点灯し、画面が表示されなくなる問題は、メモリの接続不良やBIOS設定、メモリ自体の問題が原因となっていることが多いです。まずはメモリの取り付け状態やスロットを確認し、BIOS設定をリセットしてみましょう。それでも問題が解決しない場合は、メモリの交換や追加を検討することをお勧めします。
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