Canon 一眼レフカメラの連写性能とバッファ速度向上のための対策

デジタル一眼レフ

Canonの一眼レフカメラで連写撮影を行う際、バッファやSDカードの書き込み速度がボトルネックになり、連写が途中で停止してしまうことがあります。このような問題を解決するためには、どのような対策が有効なのでしょうか?この記事では、バッファ容量やSDカードの選び方、また連写性能を向上させるためのカメラ選びについて解説します。

連写中の「BUSY」表示の原因

カメラの「BUSY」表示は、カメラのバッファが満杯になったために、新しい写真を保存できない状態を示しています。これが発生する原因としては、主に2つの要因が考えられます。

  • SDカードの書き込み速度 – RAW+JPEG形式で撮影すると、1枚の写真のデータ量が大きくなり、SDカードへの書き込み速度が間に合わない場合があります。
  • カメラのバッファ容量 – バッファの容量が小さいと、連写が続かず、すぐに「BUSY」表示が出てしまいます。

これらの問題を解決するためには、SDカードの交換や、カメラ自体の性能を見直す必要があります。

SDカードの選び方

連写撮影において重要なのは、SDカードの書き込み速度です。特にRAW+JPEGでの連写時には、カードの転送速度が遅いと書き込みが追いつかず、バッファにデータが溜まり、「BUSY」表示が発生します。

おすすめは、UHS-II対応のSDカードです。UHS-IIカードは、従来のUHS-Iカードよりも高速なデータ転送が可能で、連写中の書き込み速度を大幅に改善します。例えば、SanDiskのExtreme Pro UHS-II SDカードは、高速な書き込み速度を提供し、連写性能の向上に寄与します。

カメラの選び方と連写性能の確認

カメラの連写性能は、カメラ本体の処理能力にも大きく影響されます。新しいモデルを購入する場合、連写速度(コマ数/秒)バッファ容量を確認しましょう。例えば、Canon EOS 90DやEOS R6は、連写速度が速く、バッファ容量も大きいため、長時間の連写に適しています。

また、ミラーレスカメラの中でも、RFレンズを使用することで、より高速で静かな連写が可能になります。APS-Cセンサーを搭載したミラーレスカメラでも、現在使用しているレンズをそのまま利用できる変換アダプターがあるため、レンズの互換性も考慮に入れると良いでしょう。

RAW+JPEGの連写性能を確認する方法

新しいカメラを選ぶ際には、RAW+JPEGの連写性能を確認することが重要です。多くのカメラメーカーは、連写時のRAW+JPEG撮影枚数を公式に示しています。これを比較することで、自分の使用用途に最適なカメラを見つけることができます。

また、連写性能が良いカメラを選ぶ際には、連続撮影可能枚数バッファの深さ(何枚連写できるか)も確認しましょう。RAW+JPEGの撮影が可能で、長時間連写できるカメラを選ぶことが、スムーズな撮影体験を得るための鍵です。

まとめ

Canonの一眼レフカメラで連写撮影を行う際に「BUSY」表示が出る問題は、SDカードの書き込み速度やカメラのバッファ容量が原因となることが多いです。UHS-II対応の高速SDカードを使用することで書き込み速度を改善でき、連写枚数が増加します。また、カメラ本体の連写性能やバッファ容量を考慮して、最適なカメラを選ぶことも重要です。新しいカメラを購入する場合、RAW+JPEGの連写性能も確認し、スムーズな撮影ができるようにしましょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました