イラストや漫画制作を行っている方にとって、液晶ペンタブレットの選択は重要なポイントです。特に、予算が限られている中での機種選びは慎重に行いたいところです。今回は、中古市場で見つけた2つの液タブ、Artisul D22SとHuion Kamvas 13について、性能や使用感を比較し、どちらがよりおすすめかを解説します。
Artisul D22Sの特徴と使用感
Artisul D22Sは、21.5インチの大画面で、8192レベルの筆圧感知と±60°の傾き検出機能を備えています。FHD解像度(1920×1080)で、色域は100% sRGBをカバーしており、色再現性に優れています。スタンドは無段階で調節可能で、長時間の作業でも快適に使用できます。
ユーザーからは、特に大画面での作業スペースの広さが好評です。しかし、筆圧感知や傾き検出機能については、Wacom製品と比較すると若干の違和感を感じる方もいるようです。
Huion Kamvas 13の特徴と使用感
Huion Kamvas 13は、13.3インチのコンパクトなサイズで、2560×1600の2.5K解像度を持ち、色域は120% sRGBをカバーしています。8192レベルの筆圧感知と±60°の傾き検出機能を備え、ペンの反応速度は266PPSと高速です。スタンドは角度調整式で、持ち運びにも便利な軽量設計です。
ユーザーからは、コンパクトながら高解像度で色再現性が高く、ペンの反応も良好との評価があります。ただし、ドライバソフトウェアの安定性については、改善の余地があるとの声もあります。
Artisul D22SとHuion Kamvas 13の比較
項目 | Artisul D22S | Huion Kamvas 13 |
---|---|---|
画面サイズ | 21.5インチ | 13.3インチ |
解像度 | 1920×1080 (FHD) | 2560×1600 (2.5K) |
色域 | 100% sRGB | 120% sRGB |
筆圧感知 | 8192レベル | 8192レベル |
傾き検出 | ±60° | ±60° |
スタンド | 無段階調節 | 角度調整式 |
重量 | 約3.7kg | 約1.1kg |
価格帯 | 中古で約20,000円〜35,000円 | 新品で約27,000円〜36,000円 |
おすすめの選択肢
予算が限られている中で、どちらを選ぶべきかは使用目的や作業環境によって異なります。
- 大画面で作業スペースを確保したい方:Artisul D22Sは、広い作業領域を提供し、複数のツールやレイヤーを同時に表示するのに適しています。
- 持ち運びや省スペースを重視する方:Huion Kamvas 13は、コンパクトで軽量なため、外出先での使用や限られた作業スペースに適しています。
どちらの機種も、イラストや漫画制作に必要な基本的な機能を備えており、予算内での選択肢として十分に検討する価値があります。中古市場での購入を検討している場合は、商品の状態や保証内容を確認し、信頼できる販売者から購入することをおすすめします。
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