CanonのEOS 70DとEOS 8000Dはどちらも優れたカメラですが、それぞれに特徴や用途が異なります。この記事では、両者の違いや特長を比較し、どちらが自分に最適なのかを考える際の参考になります。
1. EOS 70DとEOS 8000Dの基本スペックの違い
まず、両者の基本的なスペックを見てみましょう。EOS 70Dは、2013年に発売され、よりプロフェッショナルな機能を搭載しています。これに対して、EOS 8000Dは2015年に発売され、EOS 70Dよりもやや後に登場したエントリーモデルです。両者の最大の違いは、オートフォーカス性能、連写速度、そして手ブレ補正の有無などにあります。
2. オートフォーカスと連写性能
EOS 70Dは、デュアルピクセルCMOSセンサーを搭載しており、ライブビューや動画撮影時のオートフォーカスが非常にスムーズです。これにより、動く被写体やライブイベントなどでも素早くピントを合わせることができます。さらに、連写速度は7コマ/秒と、動きの速いシーンでも対応できる性能を持っています。
一方、EOS 8000Dは、オートフォーカスの精度は高いものの、EOS 70DのデュアルピクセルCMOSほどのスムーズさはありません。連写速度もEOS 70Dより少し遅いですが、5コマ/秒で十分実用的です。動体撮影には向いていないかもしれませんが、日常的な撮影には問題ありません。
3. 使用感とデザイン
両者のデザインには大きな違いはありませんが、EOS 70Dは上級者向けに設計されており、ボディが少し大きく、重さもあります。これに対して、EOS 8000Dはコンパクトで軽量なボディが特徴で、持ち運びやすく、初心者には扱いやすいです。
特に旅行や日常的な撮影を考えている方には、EOS 8000Dの方が適しているかもしれません。持ち運びやすさや、軽さは大きな利点です。
4. 動画撮影性能
動画撮影では、EOS 70Dが優れたパフォーマンスを発揮します。デュアルピクセルCMOSセンサーによる高精度なオートフォーカスにより、撮影中もピント合わせがスムーズです。これにより、動画撮影を重視している方には非常におすすめです。
一方、EOS 8000DもフルHD動画に対応していますが、ライブビューでのオートフォーカス性能はEOS 70Dほどスムーズではありません。そのため、動画撮影を重視している方には、EOS 70Dの方が適しているでしょう。
5. 価格とコストパフォーマンス
EOS 70Dは発売から少し時間が経っていますが、依然として高性能なカメラです。しかし、価格はEOS 8000Dより高めです。予算に余裕があれば、より高性能なEOS 70Dを選ぶのも良い選択ですが、コストパフォーマンスを重視するなら、EOS 8000Dも十分に優れた選択肢となります。
6. まとめ
EOS 70Dは、動体撮影や動画撮影、そして上級者向けの性能を求める方に最適です。対して、EOS 8000Dは軽量でコンパクトなボディ、そして価格を重視する初心者や日常的な撮影には非常におすすめです。自分の撮影スタイルに合わせて選ぶことが大切です。
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