Wacomの液晶タブレットを使っていて、ペン先のズレが発生する問題に悩んでいる方も多いでしょう。特に、パソコンのモニターと液タブを複製表示した際に、ズレが生じることがあります。この記事では、その原因と対処法について詳しく解説します。
液タブとモニター複製時のペン先ズレの原因
ペン先のズレは、主にスケーリング設定や解像度の違い、ディスプレイの配置設定に起因することが多いです。通常、液タブとモニターを複製にして使う際に、ディスプレイのサイズや解像度が一致していないと、ペン先の位置がズレてしまいます。
特に、スケーリング設定が100%に設定されていても、異なる解像度のディスプレイが複製されている場合、画面上のピクセルの密度が異なり、ペンの動きにズレが生じることがあります。
対処法1: ディスプレイ設定を確認する
まず、パソコンのディスプレイ設定を確認し、液タブとモニターの解像度とスケーリングを一致させることが重要です。設定が異なると、ペンの位置がズレて表示されることがあります。以下の手順を試してみてください。
- パソコンの「設定」から「ディスプレイ」を開く
- 「拡張ディスプレイ」を選び、液タブとモニターの解像度を一致させる
- スケーリングの設定も、液タブとモニターで同じに設定する
対処法2: Wacomタブレットの設定を調整する
Wacomタブレットには、ペンの動きや感度を調整するオプションがあるため、これを調整することでペン先のズレを改善できる場合があります。Wacomのドライバソフトウェアを使用して、ペンのキャリブレーションを行うことをお勧めします。
Wacomタブレットの設定で以下の項目を確認してください。
- 「ペンの感度」を調整して、精度を上げる
- 「ディスプレイの設定」を確認し、モニターと液タブの範囲を適切に設定する
対処法3: 複製設定から拡張設定へ変更する
もし複製設定にしても解決しない場合、液タブとモニターを「拡張ディスプレイ」として設定するのも一つの方法です。拡張モードでは、各ディスプレイが独立して動作するため、ペン先のズレを軽減できることがあります。
「拡張ディスプレイ」に変更するには、再度「ディスプレイ設定」にアクセスし、液タブとモニターをそれぞれ独立したディスプレイとして設定するだけです。
まとめ
液タブのペン先ズレは、ディスプレイの解像度やスケーリング設定、Wacomタブレットの設定が原因となっていることが多いです。これらを確認し、必要に応じて調整することで問題を解決できます。また、「拡張ディスプレイ」モードを試すことも、ペンのズレを軽減する有効な方法です。
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