エアコン取り付け部に下地がない場合の対処方法と注意点

エアコン、空調家電

新築の木造軸組2階建ての住宅にエアコンを取り付ける際、2階の壁に下地がないことに気づいた場合、どう対処すべきか悩む方も多いでしょう。特に、室内機が16kgある場合、しっかりとした取り付けが求められます。この記事では、下地がない場合のエアコン取り付け方法について解説します。

エアコン取り付け時に下地がない場合の基本的な対応方法

エアコンを取り付ける際、しっかりとした壁の下地があることが前提ですが、2階の壁に下地がない場合、いくつかの対応方法があります。最も一般的な方法は、ボードアンカーを使用することですが、これは経年で壁がたるむ可能性があるというデメリットもあります。

さらに、ボードアンカーを使用する際には、取り付け位置がしっかりと決まっていないと、エアコンが不安定になる恐れがあります。そこで、間柱にコーススレッドを打つ方法も有効ですが、この方法においても注意すべき点がいくつかあります。

ボードアンカーの使用とそのリスク

ボードアンカーを使用する場合、壁の石膏ボードに直接取り付けることになるため、十分な耐荷重を確保できるかが重要なポイントです。ボードアンカーは、壁面の強度が低いため、時間が経過するとたるみや変形が起きる可能性があります。そのため、長期間の使用には注意が必要です。

また、ボードアンカーを使う場合でも、間柱や構造材としっかりと結びつけておくことが必要です。間引かずにアンカーを複数本使用することで、エアコンの重さを分散させることができます。

間柱にコーススレッドを打つ方法

間柱がある場合、間柱にコーススレッドを打ってエアコン取り付けプレートを固定する方法もあります。この方法では、プレートのセンター位置を調整し、縦に2本程度のスレッドを打つことで、しっかりとした固定が可能となります。

ただし、この場合、メーカーの取り付けプレートに下穴加工を行うことになりますが、ビス頭が干渉する可能性があるため、事前に確認しておくことが重要です。コーススレッドを使う際は、皿モミ処理を行い、ビス頭が干渉しないように配慮することが大切です。

エアコン取り付けプレートの加工について

エアコン取り付けプレートに下穴加工を加えることは可能ですが、あまり深く加工を加えすぎないように注意が必要です。メーカーによっては、プレート加工が規定外となる場合があり、その場合、保証が無効になることも考えられます。

プレートのセンター位置に間柱が合わない場合、少しずらして取り付け位置を調整することもできますが、無理に加工を行う前に、エアコンの取り付け基準を再確認し、正しい方法で取り付けることが重要です。

まとめ

エアコンの取り付けにおいて、下地がない場合には、ボードアンカーや間柱へのコーススレッドの使用が有効です。ただし、いずれの方法にも注意点があり、壁の強度やエアコンの重さを考慮した取り付けが求められます。特に、プレートの加工を行う場合には、メーカーの規定を確認し、ビス頭が干渉しないように工夫することが大切です。

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