iPhoneで昔の写真を見返していると、時刻がグリニッジ標準時(GMT)になっていることに気づくことがあります。このような写真が多数ある場合、1枚1枚時刻を手動で戻すのは時間がかかり、非常に面倒です。この記事では、iPhoneの写真の時刻を一括でオリジナル時刻に戻す方法を解説します。
iPhoneの写真の時刻がGMTに変わっている理由
iPhoneで撮影した写真に表示される時刻は、撮影時のタイムゾーン設定に基づいています。もし、iPhoneが異なるタイムゾーン(例えば、グリニッジ標準時)で設定されていた場合、その時刻が反映されます。
これが原因で、過去に撮影した写真の時刻が自動的に異なるタイムゾーンに変換されることがあり、現在の時刻とずれて表示されることがあります。
iPhoneの写真の時刻を一括で戻す方法
写真の時刻を一括で元のオリジナル時刻に戻すための最も簡単な方法は、PCを使って専用のソフトウェアを使用することです。これにより、写真のEXIFデータ(撮影情報)を一括で変更できます。
以下の手順で、EXIFデータを修正することが可能です。
- PCに写真を転送する。
- EXIFデータ編集ソフト(例:ExifTool)をインストールする。
- ソフトを使用して、写真のタイムスタンプを元の時刻に戻す。
- 修正した写真を再度iPhoneに転送する。
専用アプリを使って簡単に時刻を修正する方法
もしPCを使用したくない場合、スマートフォン用のアプリを利用する方法もあります。iPhoneの写真アプリや、写真編集専用アプリの中には、EXIFデータを編集できるものもあります。
「Metapho」や「Exif Metadata Editor」などのアプリを使用することで、写真ごとに時刻を手動で変更したり、タイムゾーンを修正したりすることができます。ただし、一括で処理するには限界があるため、複数の写真を一度に変更する機能が必要です。
自動的にEXIFデータを修正する方法
一部の写真管理アプリやクラウドサービスでは、写真をアップロードした際に自動的にタイムゾーンを修正してくれる機能がある場合もあります。例えば、Googleフォトなどの一部クラウドサービスでは、写真が撮影された場所や時間を自動的に認識し、修正することがあります。
ただし、この方法はサービスに依存するため、すべての写真で確実に適用されるわけではありません。適切な設定や対応を確認することが重要です。
まとめ
iPhoneで撮影した写真の時刻がグリニッジ標準時(GMT)に変更されている場合、EXIFデータを一括で修正することで元の時刻に戻すことができます。PC用のソフトウェアや専用アプリを使用する方法が効果的であり、手間を省くために最適なツールを活用することが大切です。
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