昭和のダイヤル式アナログチューナーでワイドFMを受信する方法

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昭和の時代に登場したダイヤルを回すアナログチューナーは、近年のデジタルチューナーに比べて古い機器と思われがちですが、実際にはワイドFM(FM放送の広帯域化)を受信できる場合があります。この記事では、アナログチューナーでワイドFMを受信できるかどうか、機種による違い、そして実際に受信するためのポイントについて解説します。

アナログチューナーとワイドFMの関係

ワイドFMとは、FM放送の周波数帯域を広げることで、より多くのラジオ局を受信できるようにする技術です。1990年代に導入され、日本全国でFMラジオの放送局数が増加しました。これにより、既存のFMラジオでは受信できなかった周波数帯域が利用可能となり、現在の「ワイドFM」放送が実現しています。

アナログチューナーは、基本的に受信するFM周波数を手動で調整するものです。多くの古い機器では、FM放送が76MHz〜90MHzの範囲で受信されていたため、ワイドFM(90MHz〜108MHz)には対応していない場合があります。ただし、機種によっては、広帯域の周波数範囲に対応しているものもあります。

パイオニアの「TX-7600」など、古い機器の対応状況

質問者が使用しているパイオニアの「TX-7600」は、1970年代に発売されたアナログチューナーですが、実際にワイドFMの放送も受信できるモデルです。この機種は、ワイドFM放送を受信するための周波数範囲に対応しており、76MHz〜108MHzの広い帯域をカバーしているため、ワイドFMの放送も問題なく受信できます。

しかし、すべての昭和時代のアナログチューナーがワイドFMに対応しているわけではなく、機種によっては受信できない場合もあります。購入した機器がワイドFMに対応しているかどうかは、製品の取扱説明書や仕様書を確認することをおすすめします。

ワイドFMを受信するために必要な設定

もしお使いのアナログチューナーがワイドFMに対応している場合、受信のために特別な設定を行う必要はありません。単にFMチューナーを「FM」モードに切り替え、受信したい放送局の周波数に合わせてダイヤルを調整するだけです。

それでも受信できない場合は、アンテナが正しく接続されているか、また周囲に干渉する障害物がないかを確認しましょう。また、ワイドFM放送がエリアによっては受信しにくい場合もあるため、場所による影響も考慮する必要があります。

まとめ

昭和時代のアナログチューナーは、ワイドFMの受信に対応している場合とそうでない場合があります。パイオニアの「TX-7600」のように、広帯域に対応した機種であれば、ワイドFMを問題なく受信することができます。お使いの機器がワイドFMに対応しているかどうかを確認した上で、周波数を調整し、アンテナの状態をチェックすることで、FMラジオを快適に楽しむことができます。

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