ゲーム用キーボードを選ぶ際には、さまざまな要素が影響します。例えば、キーボードの軸、打鍵感、配列(日本語/英語)、有線・無線の違い、そしてラピトリ(反応速度)などがあり、どれが自分に合ったキーボードを選ぶポイントとなるでしょう。本記事では、これらの要素について詳しく解説し、選び方の参考にしていただける情報を提供します。
1. ゲーム用キーボードの軸と打鍵感
キーボードの「軸」とは、キーを押したときに感じる反発や音の特性を決定する重要な要素です。一般的に、軸は「赤軸」「青軸」「茶軸」などがあり、それぞれに特徴があります。
例えば、赤軸は静音性が高く、スムーズな入力感が特徴で、長時間のゲームプレイでも疲れにくいです。青軸はクリック感と音が強調されており、タイピング感を重視するユーザーに人気です。茶軸は、赤軸と青軸の中間に位置し、程よい打鍵感があります。
2. ラピトリ(反応速度)の重要性
ラピトリは、キーボードがキー入力を認識する速さを指します。ゲームにおいては、反応速度が非常に重要であり、特に高速な入力を要求されるシーンでは大きな影響を与えます。
「ラピトリ付きのキーボード」とは、入力後の反応速度が非常に早く、キー入力の遅延が少ない設計がされていることを意味します。このため、FPSやアクションゲームなど、高速な反応が求められるゲームでの使用において、ラピトリは大きなアドバンテージとなります。
3. 配列とサイズの違い
キーボードの配列には、日本語配列と英語配列(US配列)があります。日本語配列は、かな入力に便利で日本語の入力を意識した配列ですが、英語配列はキー配置がシンプルで、特にゲーム用に最適化された配列です。
また、キーボードのサイズにも違いがあります。フルサイズ(テンキー付き)、テンキーレス(テンキーなし)、コンパクトサイズなどがあり、手の大きさやデスクのスペースに合わせて選ぶことができます。ゲーミングのためにコンパクトサイズを選ぶユーザーも多く、持ち運びやすさもポイントです。
4. 有線・無線の選択
有線キーボードと無線キーボードの選択は、用途や好みによります。有線キーボードは、安定した接続が保証され、ラグや遅延が最小限に抑えられます。特にゲームでは、遅延がないことが重要なので、有線を選ぶ人が多いです。
一方で、無線キーボードはケーブルが不要で、デスク周りがスッキリします。最近では無線でも遅延が少ない高性能なものも増えてきていますが、ゲームを重視する場合は安定性を求めて有線を選ぶ方が安心です。
5. キースイッチのカスタマイズと打鍵音の違い
キーボードの打鍵音についても気になるポイントです。例えば、「rainy」や「wooting」などのキーボードブランドでは、特定のキー入力時に特徴的な「雨音のような打鍵音」が発生します。この音は、使用されているキースイッチによるものです。
キースイッチを変えることで、打鍵音を変えることはできます。静かな打鍵音を求める場合は、静音赤軸や静音茶軸など、打鍵音が抑えられたスイッチを選ぶことができます。しかし、メーカーがカスタマイズ可能な製品においては、あえて特徴的な音を製品の魅力として強調している場合もあります。
まとめ
ゲーム用キーボードには、軸、配列、ラピトリ、打鍵音など、さまざまな選択肢があります。自分の用途やプレイスタイルに合ったキーボードを選ぶためには、これらの要素をしっかり理解することが大切です。特に、ラピトリの速さや軸の打鍵感、キーボードのサイズなどは、自分の使い方に影響を与えるため、じっくり選びましょう。また、静音性を重視したい場合や、カスタマイズ性を求める場合など、個々のニーズに合わせて選べる選択肢は豊富です。
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