TEAC TN-4D-SEターンテーブルにAT-VM520xEB/Hカートリッジを取り付けた際に音飛びが発生し、特定のレコードでトレーシングがうまくいかないという問題に直面している方へ、原因とその解決方法について解説します。
音飛びやトレーシング不良の原因
音飛びやトレーシング不良の原因にはいくつかの要因が考えられます。以下に代表的な原因とその確認方法を紹介します。
- 針圧の設定ミス: カートリッジに適切な針圧がかかっていない場合、音飛びやトレーシング不良が発生することがあります。針圧はカートリッジごとに設定値が異なるため、正確に設定されているか確認しましょう。
- アームのバランス調整不足: アームの水平状態が不十分だと、レコードの溝にうまくトレーシングできず、音飛びが発生することがあります。ターンテーブルのアームのバランスを適切に調整しましょう。
- プレーヤーの設置状態: プレーヤーが水平に設置されていないと、音質に影響を及ぼすことがあります。水準器を使用してプレーヤーが水平かどうか確認し、必要に応じて調整しましょう。
- レコードの状態: 180g重量盤や古いレコードは溝が深いため、カートリッジがうまくトレースできないことがあります。この場合、カートリッジの設定を変更するか、別のカートリッジに交換することを検討しましょう。
調整すべき項目
上記の原因を改善するために、以下の調整項目を確認しましょう。
- 針圧の再確認: AT-VM520xEB/Hカートリッジに推奨される針圧を設定しましょう。通常、針圧は1.8〜2.2gの範囲で調整します。
- アームのバランス調整: アームの水平バランスを確認し、必要に応じて調整します。アームが水平でないと、針圧が均等にかからず、音飛びが発生します。
- 水準器の使用: プレーヤーが水平に設置されているか確認するために水準器を使用します。水平でないと、音質やトレーシングに影響を与えます。
- レコードの清掃: レコードの溝に汚れが詰まっている場合、トレーシング不良が発生することがあります。レコードクリーナーを使用して溝をきれいにしましょう。
カートリッジの交換を検討する
もし調整を行っても問題が解決しない場合、別のカートリッジへの交換を検討することも一つの方法です。特に、レコードの状態や使用するジャンルに応じて、より適したカートリッジを選ぶことができます。
まとめ
音飛びやトレーシング不良は、カートリッジの設定やプレーヤーの設置状態、レコードの状態によるものが大半です。針圧の設定やアームのバランス、プレーヤーの水平設置などを確認し、問題を特定して解決することが重要です。これらの調整を行っても解決しない場合は、カートリッジの交換を検討しましょう。
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