Canon Kiss MにエクステンダーEF1.4×IIIとEF100-400mm F4.5-5.6L IS II USMを使った際のオートフォーカスの使用について、また、シグマ150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporaryと比較した際の画質の違いについて説明します。
1. Canon Kiss M とエクステンダー EF1.4×III の組み合わせ
Canon Kiss MはAPS-Cセンサーを搭載したミラーレスカメラですが、エクステンダーEF1.4×IIIを使用すると、レンズの焦点距離が1.4倍に増加します。EF100-400mmのレンズを使う場合、AF(オートフォーカス)は有効です。ただし、AFの精度や速度に関しては、使用するレンズやエクステンダー、そしてカメラの性能にも依存します。Kiss MはAF性能において最新のフラッグシップ機には及ばないため、時折遅延や精度の低下を感じることがあります。
2. シグマ 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporary との比較
シグマ150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporaryは、焦点距離が150mmから600mmまであり、エクステンダーを使わずにそのまま望遠を楽しむことができます。画質に関しては、EF100-400mmよりも少し劣る場合がありますが、ズーム範囲が広いため、より多様な撮影が可能です。シグマのレンズは、特に手ブレ補正や焦点距離の範囲において優れており、風景や野生動物などの撮影に向いています。
3. AF性能と画質
EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USMはLシリーズのレンズであり、画質とAFの性能が非常に高いです。エクステンダーを使用することでAF性能が若干落ちる可能性はありますが、レンズ自体の品質が高いため、画質は優れたものになります。一方、シグマ150-600mmは、より広いズーム範囲を提供しますが、画質はEF100-400mmよりも若干劣る可能性があります。ただし、画質の差は使用するシーンによってはあまり問題にならない場合もあります。
4. 最適な選択肢
EF100-400mmのレンズにエクステンダーEF1.4×IIIを使用するか、シグマ150-600mmを使用するかは、撮影シーンや目的によります。長距離の望遠撮影を多く行いたいのであれば、シグマ150-600mmのレンズが便利であり、画質も非常に良好です。ただし、EF100-400mmとエクステンダーの組み合わせの方が、特に画質やAFの精度において優れているため、細かいディテールの撮影や動きの早い被写体を捉える際に向いています。
まとめ
Canon Kiss Mで使用する場合、EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USMにエクステンダーEF1.4×IIIを使用してもAFは有効ですが、AF性能には若干の遅延があるかもしれません。一方で、シグマ150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporaryは焦点距離の面では優れていますが、画質の点でEF100-400mmに劣ることがあります。使用するシーンに合わせて最適なレンズを選ぶことをお勧めします。
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