EOS 7D Mark IIとEOS 70Dの比較: 鉄道撮影に最適な一眼レフカメラ選び

デジタル一眼レフ

鉄道撮影をするために、Canonの一眼レフカメラの購入を検討している方にとって、EOS 7D Mark IIとEOS 70Dの2機種は非常に悩ましい選択肢です。本記事では、これらのカメラの特徴を比較し、鉄道撮影におけるパフォーマンスや特長を解説します。また、タムロンのA005eレンズが使えるかどうかについても触れます。

1. EOS 7D Mark IIの主な特徴

EOS 7D Mark IIは、スポーツや鉄道撮影など動きのある被写体を捉えるために特化したカメラです。特に、連写性能(最高10コマ/秒)は鉄道撮影において非常に有用です。さらに、デュアルピクセルCMOS AFと61点のオートフォーカスシステムにより、動きが速い被写体でも高精度なフォーカスが可能です。

鉄道撮影では、車両が高速で走行するため、シャッタースピードとAF性能が重要な要素です。7D Mark IIの優れた連写能力とAF性能は、このような撮影シーンに最適です。

2. EOS 70Dの主な特徴と使いやすさ

一方、EOS 70Dはバリアングル液晶とタッチパネルが特徴で、非常に使いやすいカメラです。バリアングル液晶は、低い位置や高い位置からでも快適に撮影ができ、タッチパネル操作によってAFポイントの選択や設定が簡単に行えます。

また、70Dも61点のAFシステムを搭載していますが、7D Mark IIに比べると、動体撮影での反応が若干劣る場合があります。しかし、日常的な撮影や静止画撮影では十分な性能を持っています。鉄道撮影においても、動きの遅い列車や近距離の車両に適しているかもしれません。

3. どちらが鉄道撮影に最適か

鉄道撮影において、EOS 7D Mark IIが最適である理由は、連写性能とAFシステムの精度の高さにあります。10コマ/秒の連写速度は、走行する列車を連続で撮影し、動きのあるシーンを捉えるために非常に役立ちます。また、デュアルピクセルCMOS AFによる追従性能が、素早く動く被写体に対して優れた効果を発揮します。

対して、EOS 70Dはバリアングル液晶やタッチパネル操作が便利で、日常的な撮影には非常に使いやすいカメラですが、連写性能やAF性能に関しては7D Mark IIほど高くないため、動きの速い鉄道撮影には若干不安があります。

4. タムロンA005eレンズの互換性について

タムロンのA005eレンズ(18-270mm F3.5-6.3 Di II VC PZD)は、CanonのEF-Sマウントに対応しているため、EOS 7D Mark IIとEOS 70Dの両方で使用可能です。このレンズは、旅行や風景撮影にも向いており、広範囲の焦点距離をカバーします。鉄道撮影にも十分な性能を提供しますが、高速で動く列車に対しては、AFの追従性能やシャープネスに少し制限がある場合があります。

そのため、鉄道撮影でより高精度なAFが求められる場合は、純正のLレンズや専用の望遠レンズを検討するのも良いでしょう。

5. まとめ

鉄道撮影においては、EOS 7D Mark IIが圧倒的に有利です。その連写性能とAF精度の高さは、動きの速い被写体を捉えるために欠かせません。しかし、バリアングル液晶やタッチパネルが必要な場合、EOS 70Dも十分に使いやすく、日常的な撮影には向いています。

タムロンのA005eレンズは、両カメラで使用可能で、鉄道撮影にも対応していますが、より高速なAFが求められる場合には、専用の望遠レンズの方が良い結果を得られるでしょう。

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