動画保存用のSSDを選ぶ際、耐久性や速度、信頼性を考慮することが非常に重要です。特に、外付けケースで使用する場合は、選択肢に応じた相性や性能も確認しておく必要があります。この記事では、SanDisk Extreme M.2 NVMe 2TBとCrucial P3 2TBの2つのSSDを比較し、動画保存用途に最適な選び方をご紹介します。
SanDisk Extreme M.2 NVMe 2TBの特徴と性能
SanDisk Extreme M.2 NVMeは、PCIe Gen 4.0対応の高速なSSDであり、特に読み書き速度が高速で、大容量のデータ転送をスムーズに行います。動画保存や編集作業においてもその性能を発揮し、大きなファイルの保存や転送が迅速に行えます。
ただし、TLC(Triple-Level Cell)を使用しており、QLC(Quad-Level Cell)よりも耐久性が高く、長期的に使用する場合にも信頼性が高いです。また、価格が少し高めですが、その分のパフォーマンスは期待できます。
Crucial P3 2TBの特徴と性能
Crucial P3 2TBは、NVMe 3.0の速度を誇り、通常のデータ保存には十分な性能を持っています。動画保存用途においても十分な速度を提供しますが、SanDisk Extremeと比べるとやや遅いかもしれません。それでも、コストパフォーマンスに優れており、価格がSanDisk Extremeよりも安いため、コストを抑えたい方におすすめです。
Crucial P3もTLCを使用しており、耐久性が高く、長期間使用しても性能が安定しています。一般的な使用には非常に良い選択肢ですが、非常に高い読み書き速度を求める場合にはやや劣るかもしれません。
SSD選びで重要な要素:TLCとQLC
SSDには主にTLCとQLCという2種類のNAND型フラッシュメモリがあります。TLC(Triple-Level Cell)は、1セルに3ビットのデータを保存できるため、比較的安価で耐久性も良好です。これに対して、QLC(Quad-Level Cell)は、1セルに4ビットのデータを保存しますが、耐久性がやや低く、書き込み回数に制限があるため、大量のデータを頻繁に書き込む用途には不向きです。
動画保存をメインの用途としている場合、TLCタイプのSSD(SanDisk Extreme、Crucial P3など)が適しており、長期的に安定して使用できます。
ロジテックの外付けケースとの相性について
ロジテックのLGB-PNV02UCは、USB 3.2 Gen 2に対応した外付けケースで、NVMe SSDを外付けとして使うことができます。この外付けケースは、最大10Gbpsの転送速度をサポートしており、両方のSSD(SanDisk Extreme、Crucial P3)ともに相性が良いです。どちらのSSDもケース内でしっかり動作し、動画データの保存や転送をスムーズに行えます。
ただし、いずれのSSDも熱が発生することがあるため、十分な冷却が必要です。外付けケースにはヒートシンクが内蔵されているものもありますので、適切な冷却を確保することをおすすめします。
まとめ:どちらを選ぶべきか
動画保存用途であれば、SanDisk Extreme M.2 NVMe 2TBが最適な選択肢です。その高いパフォーマンスと耐久性を考慮すると、長期的に安定して使用できるため、より信頼性を重視したい方におすすめです。
一方、Crucial P3 2TBは、コストパフォーマンスに優れており、価格を重視する方に適しています。読み書き速度が若干遅いですが、動画保存には十分な性能を提供します。
どちらも良い選択肢ですが、用途や予算に合わせて選ぶと良いでしょう。
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