モバイルバッテリーを落としてしまった場合、特に新しく購入したばかりの場合、その後の使用が安全かどうかが心配になることがあります。今回は、アンカーの5000円くらいのモバイルバッテリーを1メートルの高さから落とした後、安全に使用できるかどうかについて解説します。
1. モバイルバッテリーの耐衝撃性
モバイルバッテリーには、内部にリチウムイオン電池が使われており、衝撃や振動に弱い場合があります。しかし、製品によっては衝撃に強い設計がされているものも多いです。特にアンカーなどの信頼性の高いメーカーの製品は、一定の耐衝撃性を備えていることが多いですが、外観に目立った傷がなくても内部にダメージが及んでいる可能性はゼロではありません。
そのため、まずはモバイルバッテリーの外観に加えて、充電や放電を行って異常がないかをチェックすることが重要です。
2. 充電や放電のチェック
落下後にモバイルバッテリーを安全に使用できるか確認するためには、実際に充電を行ってみることが最も簡単で確実な方法です。充電ランプが正常に点灯し、バッテリーの充電が進行するかを確認しましょう。また、放電してデバイスを正常に充電できるかもチェックしてください。
もし、充電が途中で止まったり、充電スピードが異常に遅かったりする場合は、内部に何らかのダメージがあるかもしれません。こういった場合、使用を中止し、専門の修理業者に相談することをお勧めします。
3. リチウムイオン電池のリスク
モバイルバッテリーに使われているリチウムイオン電池は、高温や衝撃により膨張、破裂、発火するリスクがあります。特に衝撃を受けたバッテリーは内部の構造に損傷が生じる可能性があるため、安全性を考慮して早めに交換を検討することも一つの選択肢です。
通常、リチウムイオン電池は過充電防止機能や温度管理機能が搭載されていますが、落下などの衝撃でこれらの機能が正常に動作しなくなる可能性もあります。
4. 使用の続行か交換か
モバイルバッテリーを使用し続ける場合、上記のチェックを行っても異常が見つからない場合は、引き続き使用可能です。しかし、充電がうまくいかない、膨張したり異音がする、発熱が激しいといった症状が現れた場合は、すぐに使用を中止して交換を検討してください。
特に、1メートル程度の高さから落としただけであっても、バッテリー内部に微細な損傷が生じている可能性があるため、慎重に取り扱うことが必要です。
まとめ
モバイルバッテリーを落とした後の安全性は、目立った傷がない場合でも注意深く確認することが重要です。充電や放電を行って正常に動作する場合、通常は問題なく使用できますが、異常があればすぐに使用を中止し、安全性を確保するために交換を検討しましょう。リチウムイオン電池の特性を理解し、安全に使用することが大切です。
コメント