無停電電源装置(UPS)は、突然の停電からPCや周辺機器を保護するために非常に重要な機器です。しかし、どのモデルを選ぶか迷っている方も多いでしょう。特に、価格帯が似ているモデルの違いが分かりにくいと感じることもあります。この記事では、UPS選びに必要な情報を解説し、PC2台や周辺機器のために最適な無停電電源装置を選ぶためのポイントを紹介します。
1. 無停電電源装置(UPS)とは
UPSは、電源が突然停止した際に、電力を供給し続ける装置です。これにより、PCやその他の機器のデータ損失や機器の破損を防ぐことができます。UPSにはバッテリーが内蔵されており、停電が発生した際に一定の時間、電力を供給し続けます。
選択する際には、PCの使用環境や電力消費量、接続する機器の数などを考慮する必要があります。
2. VAとWの違い:UPS選びのポイント
UPSには、出力能力を示す「VA(ボルトアンペア)」と「W(ワット)」という単位があります。VAは電流の容量を示し、Wは実際に機器が消費する電力を示します。
選ぶ際には、VAとWの数値が近い製品を選ぶことが重要です。例えば、2台のデスクトップPCやモデム、ルーターなどを接続する場合、その合計消費電力を考慮して選ぶ必要があります。VAが十分に高い製品を選ばないと、停電時に電力不足が発生する可能性があります。
3. OMRON BY50SとBW40T/BW55Tの違い
質問者が挙げているOMRON BY50SやBW40T、BW55Tは、異なる出力容量を持つUPSです。BY50Sは、小規模なオフィスや家庭用に適したモデルで、デスクトップPCやモデム、ルーターなどを接続するのに十分な容量を提供します。
BW40TやBW55Tは、より高いVA/Wの容量を持ち、より多くの機器を長時間バックアップすることができます。もし、今後機器の数が増える可能性がある場合、より高出力のモデルを選ぶことも一つの選択肢です。
4. UPS選びのポイント:使用環境と機器に合った選定
UPSを選ぶ際は、以下のポイントを考慮してください。
- 接続する機器の消費電力(PC、モデム、ルーターなど)
- 停電時にどの程度のバックアップ時間が必要か
- 部屋のスペースに収まるサイズ
- メンテナンスやバッテリー交換の容易さ
消費電力を超える容量のUPSを選んでおくと、将来的な機器追加にも対応でき、安心して使用できます。
まとめ
PC2台や周辺機器を保護するための無停電電源装置(UPS)を選ぶ際には、VA/Wの違いや消費電力を考慮することが大切です。OMRON BY50Sのような小型モデルでも十分ですが、将来の機器追加を見越して、BW40TやBW55Tのような高出力モデルを選ぶことも良い選択です。しっかりとしたバックアップを確保し、大切なデータを守りましょう。
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