自作PCを組み立てたものの、ゲーム中にクラッシュやブルースクリーンが発生し、原因を特定できない場合、メモリの相性や初期不良が問題である可能性があります。この記事では、原因解明の方法と改善策について詳しく解説します。
1. 初期不良と相性問題の違い
まず、初期不良と相性問題の違いを理解することが重要です。初期不良は購入したパーツに製造上の問題がある場合に発生します。一方、相性問題は異なるメーカーや型番のパーツ同士がうまく連携できない場合に起こります。どちらの問題なのかを切り分けるために、まずは以下の確認作業を行いましょう。
2. メモリの相性を確認する方法
メモリが「Unknown」と表示されている場合、相性問題の可能性が高いです。特に、Ryzen CPUはメモリの相性に敏感なことがあります。以下の手順で相性を確認してみましょう。
- メモリのスロットを変更:メモリが1枚の場合、スロットを変更してみると改善することがあります。
- BIOSのアップデート:MSIのB650M Gaming Plus WiFiマザーボードのBIOSを最新のバージョンにアップデートし、メモリの動作を安定させることができます。
- メモリの動作確認:MemTest86などのツールを使用してメモリに不具合がないかチェックします。
3. 初期不良の確認と対処法
もし相性問題が確認できない場合は、初期不良が原因かもしれません。特にメモリやマザーボードの故障はよくある原因の一つです。以下の対処法を試してみてください。
- パーツの交換:メモリ、CPU、GPUを一つずつ取り外して、最小構成で動作させてみましょう。それでも不具合が発生する場合、故障したパーツを特定できます。
- 電源ユニットの確認:電源が不安定な場合、PCが正常に動作しないことがあります。850Wの電源は十分な容量がありますが、品質に問題がないか確認しましょう。
4. まとめ:問題の特定と解決
自作PCの不具合でモニターに映らない、ゲーム中にクラッシュするなどの問題が発生した場合、最初に相性問題や初期不良を疑うことが重要です。メモリの相性確認、BIOSのアップデート、最小構成での動作確認を行い、それでも解決しない場合はパーツの交換を検討しましょう。これらの作業を順に行うことで、問題の原因を特定し、解決することができるでしょう。
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