Canon Satera LBP241の電源がすぐ落ちる原因と対処法

プリンター

レーザープリンターを使っていて、電源を入れても数秒で勝手に切れてしまうトラブルは非常に困ります。特にCanonのSatera LBP241のようなビジネス用機種で発生すると業務に支障をきたすこともあります。この記事では、電源がすぐ落ちてしまう場合に考えられる原因と対処方法を解説します。

電源が落ちるときの典型的な原因

プリンターが起動後すぐに落ちる原因として多いのは、電源ユニットや保護回路が働いているケースです。内部基板に目視で異常がなくても、以下のような理由で保護動作が発生することがあります。

  • 電源ユニットのコンデンサ劣化
  • ヒューザー(定着器)の異常発熱
  • リレーや保護回路の作動
  • ファームウェアや制御基板のエラー

リレー音がして電源が落ちるのは、内部で安全のため遮断していることを意味します。

確認すべき基本事項

まずは外部的な要因から確認していきましょう。

・電源コードがしっかり接続されているか
・電源タップや延長コードではなく、壁コンセント直結で試す
・別のコンセントで試す
・周囲の温度や湿度が高すぎないか

これらの点を確認することで、単純な電源環境による不具合を除外できます。

内部要因と対処法

外部要因に問題がなければ、内部のハードウェアに目を向ける必要があります。

1. 電源ユニットの故障
経年劣化によってコンデンサが膨張・劣化し、起動電流を供給できず落ちる場合があります。この場合は電源ユニットの交換が必要です。

2. ヒューザーの異常
印字定着部のヒーターが異常発熱していると、安全装置が働き電源が遮断されます。ヒューザー交換が解決策になります。

3. 基板上の保護回路
リレー音がするのは、短絡や過電流を検知して遮断している可能性があります。基板交換や修理が必要になる場合もあります。

実際の事例

あるユーザーは、電源投入後5秒で落ちる症状が続きましたが、修理に出した結果「電源ユニット不良」が原因と診断され、交換で復旧しました。

別のケースでは、ヒューザーの異常による過電流で遮断されており、ヒューザー交換後は正常に動作しました。

ユーザーができる対応と修理判断

ユーザー自身が内部を修理するのは推奨されません。感電や火災リスクがあるためです。以下の対応を行った上で、改善しない場合はメーカー修理を検討しましょう。

  • 電源環境の確認
  • ファームウェアのアップデート
  • 初期化(取扱説明書を参照)

それでも改善しなければ、Canonのサポート窓口や修理サービスに依頼することをおすすめします。[Canon公式サポート]

まとめ

Canon Satera LBP241の電源が数秒で落ちる場合、電源ユニットやヒューザーの不具合など内部要因である可能性が高いです。まずは外部要因を確認し、解決しない場合はメーカー修理を検討するのが最も安全で確実な方法です。無理に分解せず、適切に対応して長く安心してプリンターを利用しましょう。

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