近年、特殊詐欺の手口はますます巧妙化しており、特に高齢者を狙った電話詐欺が全国で問題になっています。「携帯を落とした」「事故を起こした」「会社でお金が必要になった」といった切迫した状況を装い、家族になりすまして金銭や個人情報をだまし取るケースが後を絶ちません。本記事では、最近流行している電話詐欺の特徴と、被害に遭わないための具体的な対策について解説します。
最近流行している電話詐欺の手口
代表的なものに「オレオレ詐欺」があります。これは息子や孫を名乗り「携帯を落とした」「会社でトラブルを起こした」などと言って電話をかけ、金銭や個人情報を引き出そうとする手口です。
また、「還付金詐欺」も依然として多発しています。市役所や年金事務所の職員を装い「医療費の還付がある」と言ってATMに誘導するケースです。その他、銀行や宅配業者を装った「なりすまし詐欺」も見られます。
なぜ高齢者が狙われやすいのか
高齢者は家の固定電話を使う機会が多く、知らない番号からの電話に出てしまう傾向があります。また、家族を名乗られると「助けなければ」という心理が働き、冷静に判断できなくなることも少なくありません。
実際に「横浜駅で携帯を落とした」という話など、一見すると不自然でも、緊急事態を装われると動揺して情報を伝えてしまうケースがあります。
被害を防ぐための具体的な対策
- 知らない番号からの電話にはすぐに出ないようにする。
- 「家族の名前を名乗る相手」からの電話があっても、必ず本人に別の連絡手段で確認する。
- 「携帯を落とした」などの言い訳は典型的な手口と認識しておく。
- 留守番電話機能を活用し、用件を確認してから折り返すようにする。
- 個人情報(住所・電話番号・口座番号)は絶対に伝えない。
また、家族内で「合言葉」を決めておくと、本人確認の一助になります。
もし情報を伝えてしまったら
すでに住所や電話番号を伝えてしまった場合は、詐欺グループから再度アプローチされる危険があります。すぐに家族に共有し、場合によっては警察や消費生活センターに相談してください。固定電話に「迷惑電話防止機能」を導入することも有効です。
特に一度情報を知られてしまうと名簿として流通する可能性があるため、より注意が必要です。
まとめ
「携帯を落とした」「横浜駅にいる」など、あり得ない話でも高齢者にとっては現実味を帯びて聞こえてしまいます。最近の電話詐欺は家族を装った緊急連絡の手口が主流です。被害を防ぐためには、家族で情報を共有し、電話対応のルールを決めておくことが大切です。冷静に対応し、「まず確認」を徹底することが最大の防止策となります。
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