SynologyのNAS(DS923+)とバックアップ用NAS(DS223J)を使用している場合、バックアップが正しく行われているか、特に暗号化されているかどうかを確認することは重要です。この記事では、NASのバックアップ設定の確認方法、暗号化の確認方法について解説します。
1. NASバックアップの状態を確認する方法
バックアップが本当に行われているのかを確認するためには、まずNASのバックアップ設定を見直すことが必要です。Synology NASでは、Hyper Backupというバックアップツールを使用してデータをバックアップすることが一般的です。
バックアップが正しく行われているか確認するために、Synology DSM(DiskStation Manager)にログインし、「Hyper Backup」アプリケーションを開いて、バックアップジョブが成功したかどうかを確認します。バックアップ履歴やエラーログが表示され、問題がないかをチェックできます。
2. バックアップが暗号化されているかを確認する方法
バックアップが暗号化されているかどうかは、Hyper Backupの設定で確認することができます。暗号化を有効にしている場合、バックアップの際に暗号化キーが要求され、暗号化された状態で保存されます。
「Hyper Backup」設定画面で、バックアップタスクの設定を開き、「暗号化を使用する」にチェックが入っているかどうかを確認しましょう。もしチェックが入っていれば、バックアップは暗号化されています。暗号化されていない場合は、必要に応じて設定を変更し、暗号化を有効にしましょう。
3. バックアップファイルの手動チェック
バックアップが正しく行われているか、また暗号化が適用されているかを手動で確認する方法もあります。例えば、バックアップ先のフォルダにアクセスし、バックアップファイルがあるかを確認します。
暗号化されたバックアップファイルは通常、拡張子が「.d2v」や「.d2b」などの形式で保存され、通常のファイルとは異なる形式になります。これを見れば、暗号化が行われているかどうかがわかります。もし拡張子が通常のファイル形式(例:.zip、.tarなど)であれば、暗号化されていない可能性があるため、再度設定を確認しましょう。
4. バックアップのログの確認
バックアップが正常に行われているか、また暗号化が適切に実施されているかを確認するためには、バックアップログも活用できます。DSMの管理画面で「バックアップ・復元」セクションを開き、ログを表示して、バックアップの進行状況やエラーがないかを確認しましょう。
ログには、バックアップが成功したか、暗号化のステータスなども記録されています。エラーがあれば、その内容に従って適切な対応を取ることができます。
まとめ
Synology NASでのバックアップが正しく行われているか、また暗号化が有効かを確認するためには、Hyper Backupの設定を確認したり、バックアップファイルやログを手動でチェックすることが重要です。バックアップの設定を適切に管理し、暗号化を有効にすることで、データの安全性を確保しましょう。
バックアップの問題を解決することで、安心してデータを保護することができます。引き続き定期的なバックアップの確認と管理を行い、データを安全に守りましょう。
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