AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8E FL ED VRとVR IIは何が違う?性能差・選び方を初心者向けに解説

デジタル一眼レフ

Nikonの大三元望遠ズームとして人気の「70-200mm f/2.8」。中古市場でも定番ですが、型番が似ていて「VR IIとFL ED VRは何が違うの?」と迷う人はかなり多いです。

特に、AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8E FL ED VRは後継モデル、AF-S NIKKOR 70-200mm F2.8 G ED VR IIは旧モデルという位置づけですが、価格差もあるため悩みやすいレンズです。

この記事では、両レンズの違いや性能差、実際にどちらを選ぶべきかを初心者向けにわかりやすく解説します。

まず大きな違いは「世代」と「設計思想」

この2本は、どちらもプロ向けの高性能70-200mm F2.8ですが、設計世代が異なります。

レンズ 発売時期 特徴
VR II 2010年頃 Fマウント定番機
FL ED VR 2016年頃 軽量化・高解像対応

FL ED VRは、より高画素機時代に合わせて設計された後継モデルです。

そのため、全体的な完成度はFL ED VRのほうが高いと言われることが多いです。

FL ED VRは“かなり軽く”なっている

実際に使うと、初心者でも分かりやすい差が「重量」です。

VR IIはかなり重い

VR IIは約1540g前後あり、長時間持つとかなり重量感があります。

一方、FL ED VRは蛍石レンズ(FL)採用によって軽量化されています。

実際には100g以上軽く、重心バランスも改善されています。

70-200mmクラスでは、数百g違う感覚になる人もいます。

持ち歩きやイベント撮影では差が出る

スポーツ・ポートレート・運動会などで長時間使う場合、軽さはかなり重要です。

特に初心者だと、重さで撮影が辛くなるケースもあります。

画質はFL ED VRのほうが全体的に優秀

画質面では、FL ED VRのほうが最新設計らしい性能です。

特に高画素機で差が出やすいです。

周辺画質や逆光耐性が改善

FL ED VRは以下の部分で進化しています。

  • 周辺解像感
  • 逆光耐性
  • 色収差抑制
  • AF速度
  • 手ブレ補正性能

特に逆光時のヌケ感は、新型のほうが安定しやすいです。

VR IIも十分高画質

ただし、VR IIが悪いわけではありません。

今でもプロやハイアマチュアが使っているほど完成度は高いです。

普通に撮るだけなら、十分綺麗です。

特にSNSや一般用途では、初心者が即座に差を見抜くのは難しい場面もあります。

VR IIで有名なのが“フォーカスブリージング”

この2本を比較する際、よく話題になるのが「フォーカスブリージング」です。

VR IIは近距離で焦点距離が短く感じやすい

VR IIは近距離撮影時に、実際より望遠感が弱くなる特徴があります。

たとえば、200mmにしていても、近距離では「思ったより寄れない」と感じる人もいます。

FL ED VRでは、この点がかなり改善されています。

ポートレートや室内撮影では、意外と差を感じやすい部分です。

価格差に見合うかは“使い方次第”

FL ED VRは性能面で優秀ですが、そのぶん価格は高めです。

そのため、「何を撮るか」でコスパが変わります。

VR IIが向いている人

  • 価格重視
  • 趣味用途
  • Zマウント移行予定なし
  • 高画素機を使わない

FL ED VRが向いている人

  • 長時間撮影が多い
  • 高画素機を使う
  • 逆光撮影が多い
  • ポートレート重視
  • Zマウント移行も考えている

特にZ9やZ8など高画素機でFTZ運用する場合、FL ED VRのほうが相性が良いと言われることがあります。

初心者なら“安いほうで十分”なケースも多い

初心者の場合、まずは70-200mm F2.8というレンズ自体の楽しさを体験することが大切です。

このクラスは、背景ボケ・圧縮効果・AF速度など、スマホや標準ズームとはかなり違います。

そのため、予算差が大きいなら、VR IIでも十分満足できる人は多いです。

ただし、「長く使いたい」「後悔したくない」なら、FL ED VRを選ぶ人も少なくありません。

まとめ

AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8E FL ED VRは、VR IIの後継として軽量化・高解像化・逆光耐性向上など、全体的に進化したレンズです。

一方で、VR IIも現在でも十分高性能で、価格を考えると非常に魅力があります。

初心者なら、まずは「何を撮りたいか」を基準に考えるのがおすすめです。

コスト重視ならVR II、長期運用や快適性重視ならFL ED VRという選び方は、かなり現実的な判断になりやすいです。

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