Canon EOS 70Dを使っていると、ファインダー撮影では問題なくシャッターが切れるのに、液晶モニターを使ったライブビュー撮影ではシャッターボタンを押してもすぐ撮影できないことがあります。この違いはカメラの故障ではなく、主にピント合わせの仕組みやライブビュー特有の動作が関係しています。この記事では、EOS 70Dの液晶モニター撮影でシャッターが遅れる原因と、できるだけ素早く撮影するための設定について詳しく解説します。
EOS 70Dで液晶モニター撮影だけ遅れる理由
ファインダー撮影と液晶モニターを使うライブビュー撮影では、カメラがピントを合わせる仕組みが異なります。
ファインダー撮影では、EOS 70Dに搭載されている専用のオートフォーカスセンサーを使って高速にピント合わせを行います。そのため、シャッターボタンを押してから撮影までの時間が短く感じられます。
一方、液晶モニターを使うライブビュー撮影では、画面に映った映像をもとにピント合わせを行うため、状況によってはピント確認に時間がかかる場合があります。
ライブビュー撮影でシャッターが切れない主な原因
液晶モニター撮影でシャッターを押してもすぐ撮影できない場合、多くはカメラがまだピント合わせを完了していないことが原因です。
EOS 70Dでは、初期設定の場合「ピントが合わないとシャッターを切らない」設定になっています。そのため、カメラが被写体にピントを合わせられない状態では、シャッターボタンを押しても待たされることがあります。
例えば、暗い室内やコントラストが少ない壁、動いている被写体などではピント合わせに時間がかかりやすくなります。
ライブビュー撮影を速くするための設定
EOS 70Dで液晶モニター撮影時の反応を良くしたい場合は、オートフォーカス方式の設定を確認すると改善する場合があります。
ライブビュー撮影時のAF方式には複数の種類があり、撮影状況によって速度が変わります。
- 顔+追尾優先AF:人物撮影に向いている
- ライブ1点AF:狙った場所へピントを合わせやすい
- クイックAF:高速なピント合わせが可能
特に動かない被写体を撮影する場合は、クイックAFを選択するとファインダー撮影に近い感覚で撮影できます。
AF方式を変更する方法
EOS 70Dでは、ライブビュー画面表示中にAF方式を変更できます。
設定メニューからライブビュー撮影時のAF方式を確認し、撮影目的に合ったモードを選択してください。
例えば人物撮影では顔+追尾優先AFが便利ですが、風景や商品撮影などでは1点AFの方が狙った場所へ素早くピントを合わせられる場合があります。
ピントより撮影タイミングを優先したい場合の設定
動きのある被写体を撮影する場合、毎回正確なピント合わせを待っているとシャッターチャンスを逃すことがあります。
そのような場合は、カスタム機能にある「AFでピントが合わない場合でも撮影できる設定」を確認すると、シャッターを優先した撮影が可能になります。
ただし、ピントが合っていない写真になる可能性もあるため、人物撮影や大切な場面では通常の設定を維持する方がおすすめです。
ライブビュー撮影で遅く感じる場合のその他の確認ポイント
オートフォーカス設定以外にも、撮影速度に影響する項目があります。
- 暗い場所で撮影していないか
- レンズのAF/MFスイッチがAFになっているか
- バッテリー残量が少なくないか
- 手ブレ補正や特殊な撮影モードを使用していないか
例えば、古いレンズや暗い場所での撮影では、カメラがピント位置を探す時間が長くなり、シャッターが切れるまで待たされることがあります。
まとめ
Canon EOS 70Dで液晶モニター撮影だけシャッターが遅れるのは、ライブビュー撮影時のピント合わせ方式がファインダー撮影と異なるためです。
多くの場合は故障ではなく、AF方式やピント優先設定による正常な動作です。ライブビュー撮影を快適にしたい場合は、撮影対象に合わせてAF方式を変更し、必要に応じてクイックAFなどを利用すると改善できます。
EOS 70Dの特徴を理解して設定を調整することで、液晶モニターを使った撮影でも快適にシャッターチャンスを狙えるようになります。


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