スマホやパソコン上ではモノクロに見える画像を印刷した際、黒ではなく紫色や赤みがかった色で出力されることがあります。文字の印刷は正常なのに画像だけ色がおかしい場合、プリンター本体の故障だけでなく、画像データの色設定や印刷設定、黒インクの使用方法などが原因になっている可能性があります。この記事では、HPプリンターでモノクロ画像が紫色になる場合の原因と改善方法を詳しく解説します。
画像だけ紫色になる場合に考えられる主な原因
文書の文字は黒く印刷できているのに画像だけ紫色になる場合、黒インクそのものが完全に故障している可能性は低いです。
プリンターは画像を印刷するとき、設定によっては黒インクだけではなく、シアン・マゼンタ・イエローなどのカラーインクを混ぜて黒を表現します。そのため、カラーインクの色バランスが崩れると、黒の部分が紫色や青紫色に偏って印刷されることがあります。
例えばマゼンタのインクが多く出ている、またはシアンやイエローの出力が正常ではない場合、画像の暗い部分が本来の黒ではなく紫がかった色になることがあります。
モノクロ画像でもカラー印刷される理由
スマホで見た画像が白黒でも、画像データ内部にはRGBという色情報が含まれている場合があります。
見た目では黒と白だけに見えていても、実際のデータでは少し青みがかった黒や赤みを含んだグレーとして保存されていることがあります。プリンターはその色情報を元にカラーインクを使って再現するため、印刷結果が紫色になることがあります。
画像編集アプリでモノクロ加工をしても改善しない場合は、単純な色変換ではなく、印刷時の設定やプリンター側の色補正が影響している可能性があります。
まず確認したいプリンターの印刷設定
最初に確認したいのが、印刷設定で「カラー印刷」になっていないかという点です。
画像を印刷するときは、印刷画面の詳細設定から「グレースケール印刷」「白黒印刷」「黒インクのみ」などの設定を試してください。
カラー印刷設定のままだと、黒に見える部分でもプリンターが自動的にカラーインクを混ぜて補正するため、インク状態によって紫色になることがあります。
HPプリンターのインク状態を確認する方法
HP5520のようなインクジェットプリンターでは、長期間使用していない場合やインク残量が少ない場合、プリントヘッドの詰まりによって色が正常に出ないことがあります。
HPのプリンター管理画面からインク残量を確認し、問題がありそうな場合は「プリントヘッドのクリーニング」や「ノズルチェック」を実行してください。
例えば黒インクだけが出ているように見えても、内部のノズルが一部詰まっていると、印刷時にカラーインクで黒を補おうとして紫色になるケースがあります。
画像を本来の黒で印刷するための具体的な対策
画像をできるだけ画面表示に近い黒で印刷したい場合は、以下の手順を試してください。
| 確認項目 | 対策 |
|---|---|
| 印刷設定 | グレースケールや黒インクのみを選択する |
| インク状態 | 残量確認とヘッドクリーニングを行う |
| 画像形式 | RGB画像を確認し必要ならCMYK変換する |
| ドライバー設定 | 色補正をオフにして試す |
また、スマホから直接印刷している場合は、スマホアプリ側の自動色補正が働いている場合があります。一度パソコンから印刷し、プリンタードライバー側で細かく設定すると改善することがあります。
特に写真や画像を正確な色で出したい場合は、印刷設定の「自動補正」や「写真補正」をオフにすることで、意図しない色変化を防げます。
プリンター故障の可能性があるケース
設定変更やクリーニングを行っても紫色になる場合は、プリントヘッドやインク供給部分の不具合も考えられます。
判断方法として、プリンターのテスト印刷を行い、黒の部分が正常に出ているか確認してください。黒インクのテスト部分が薄い、欠けている場合は、黒インク系統に問題がある可能性があります。
ただし、文字が正常に黒で印刷できている場合は、完全な故障よりも画像印刷時のカラー設定や色補正が原因であるケースが多いです。
まとめ
モノクロ画像を印刷した際に黒ではなく紫色になる場合、プリンター故障とは限らず、カラー印刷設定や画像データの色情報、インクバランスの問題が原因であることが多くあります。
まずは印刷設定を「グレースケール」や「黒インクのみ」に変更し、次にインク残量確認やプリントヘッドクリーニングを試すことがおすすめです。
HP5520で文字は正常に黒く印刷できている場合、画像だけの色ズレであれば設定変更で改善できる可能性が高いため、順番に確認していくと原因を特定しやすくなります。


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