エルゴトロンLXのモニターアームを1本使用していて、さらにモニターを増やしたい場合、どの方法で拡張するべきか迷う方は多くいます。特に通常ポールにアームを追加できるのか、耐荷重や安定性に問題がないのかは気になるポイントです。
この記事では、エルゴトロンLXを複数本運用する場合の設置方法や、それぞれのメリット・デメリット、長身ポールやクランプロッドシステムとの違いについて解説します。複数モニター環境を快適に構築するための判断材料として参考にしてください。
エルゴトロンLXは1本のポールに2本のアームを取り付けできる?
エルゴトロンLXは、ポール部分に複数のアームを取り付けることが可能な設計になっています。そのため、現在使用している通常ポールに追加アームを装着して2枚のモニターを設置する運用もできます。
ただし、取り付けできることと、快適に使えることは別です。通常ポールの場合、高さ調整できる範囲やアーム同士の干渉などによって、モニター配置の自由度が制限される場合があります。
例えば24インチ程度の軽量モニターを横並びで使用する場合は問題になりにくいですが、27インチ以上の大型モニターや重量のあるモニターを2台設置する場合は、ポールや机への負荷を考慮する必要があります。
通常ポールに追加アームを付けるメリットと注意点
現在の環境に追加アームだけを購入する方法は、もっとも費用を抑えられる拡張方法です。既存のクランプやポールをそのまま利用できるため、導入コストが低く済みます。
また、机のクランプ部分が1か所で済むため、デスク上を広く使えるというメリットもあります。特に奥行きが限られたデスクでは、クランプが増えない点は大きな利点です。
一方で、注意したいのはポールへの荷重集中です。2台のモニター重量がポールの根元部分に集中するため、机への固定状態やポールの締め付け状態によっては揺れやすくなる場合があります。
また、2本のアームを近い高さで配置すると、アーム同士がぶつかったり、片方のモニター位置を変更するともう片方にも影響したりすることがあります。
長身ポールへ交換して2本運用するメリット
長身ポールへ変更して1本のポールに2本のLXアームを取り付ける方法は、複数モニター環境では人気の高い構成です。
通常ポールより高さ方向の余裕ができるため、上下配置や大型モニターの設置がしやすくなります。モニターの位置調整範囲が広がるため、後から配置を変更したくなった場合にも対応しやすくなります。
例えば、片方を27インチのメインモニター、もう片方を縦置きのサブモニターとして使用する場合、長身ポールの方が自由度が高くなります。
ただし、長身ポールを購入する分だけ費用は増えます。現在のモニターサイズや配置で問題がない場合は、必ずしも交換する必要はありません。
2つのクランプで別々に設置する方法との違い
通常ポール付きのLXを追加購入し、左右それぞれにクランプを設置する方法もあります。この方法は安定性を重視する場合に向いています。
それぞれのアームが独立するため、片方のモニターを動かしてももう片方へ影響しにくく、位置調整の自由度も高くなります。
| 設置方法 | メリット | 注意点 |
|---|---|---|
| 通常ポールに追加アーム | 費用が安く、省スペース | 荷重集中、配置自由度が低い場合がある |
| 長身ポールに2本設置 | 高さ調整や配置の自由度が高い | 追加費用が必要 |
| クランプ2か所設置 | 安定性と独立性が高い | 机のスペースを使う |
ただし、机の奥行きや天板の強度によってはクランプを2か所設置できない場合があります。特に薄い天板や柔らかい素材の机では注意が必要です。
クランプロッドシステムとエルゴトロンLXの比較
複数モニター環境では、長尾製作所やpreductsなどのクランプロッドシステムを利用する方法もあります。
クランプロッドシステムは、机の奥行きを有効活用しながら複数のモニターアームを設置できる点が特徴です。モニター枚数が多い場合や、将来的に3枚以上へ増設したい場合には有力な選択肢になります。
一方で、エルゴトロンLXは単体でも完成度が高く、一般的な2枚構成なら十分対応できます。価格や設置スペースを考えると、2枚程度ならLXの追加運用で満足できるケースが多いです。
エルゴトロンLXを2本使う場合のおすすめ構成
一般的な27インチモニター2枚程度であれば、現在の通常ポールに追加アームを取り付ける方法でも十分実用的です。
ただし、以下のような場合は長身ポールやクランプロッドシステムを検討すると快適になります。
- 32インチ以上の大型モニターを2台使う
- 上下配置をしたい
- 将来的に3枚以上へ増設したい
- 頻繁にモニター位置を変更する
逆に、24〜27インチ程度のモニターを横並びで固定して使うだけなら、追加アーム購入による拡張が最もコストパフォーマンスに優れています。
まとめ|エルゴトロンLXの複数運用は用途で選ぶのがおすすめ
エルゴトロンLXは通常ポールでもアームを追加して2本運用できます。ただし、モニターサイズや配置によっては高さや安定性に不満が出る可能性があります。
費用を抑えたい場合は現在のポールへ追加アーム、配置の自由度を重視するなら長身ポール、安定性や拡張性を求めるならクランプ2か所設置やクランプロッドシステムが向いています。
現在のモニターサイズ、重量、今後増やす予定があるかを基準に選ぶことで、自分に合った快適なマルチモニター環境を構築できます。


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