オーブントースターといえば食パンを焼く家電というイメージがありますが、実際にはパン以外にもさまざまな使い道があります。短時間で表面を香ばしく焼くのが得意なので、朝食からおかず、おつまみ、お菓子、総菜の温め直しまで活用できます。
一方で、電子レンジやオーブンとまったく同じ使い方ができるわけではありません。ヒーターとの距離が近く、食材によっては短時間で焦げたり、油が落ちて発煙・発火につながったりすることもあるため、取扱説明書に従った使い方が重要です。
ここでは、オーブントースターの代表的な使い道から意外と便利な活用法、電子レンジとの使い分け、安全に使用するためのポイントまでわかりやすく紹介します。
オーブントースターの代表的な使い道
オーブントースターが特に得意なのは、食材の表面を短時間で焼く調理です。代表的なのは食パンですが、パン以外にも「表面をカリッとさせたい」「焼き色を付けたい」という料理で活躍します。
例えば、次のような用途があります。
- 食パン・ロールパン・クロワッサンなどを焼く
- ピザやピザトーストを焼く
- グラタンやドリアに焼き色を付ける
- 餅を焼く
- 焼き野菜を作る
- 冷めた揚げ物を温め直す
- ホイル焼きを作る
- クッキーなどのお菓子を焼く
ただし、対応できる料理や使用可能な容器、アルミホイルの使用方法などは製品によって異なります。特に高温になる調理では、使用している機種の取扱説明書を確認してから調理することが大切です。
パンを焼くだけでも使い道はかなり多い
基本となる使い道は、やはりパンのトーストです。一般的な食パンだけでなく、具材をのせることで簡単な一品料理にもできます。
例えば食パンにケチャップを塗り、チーズ、ピーマン、ハムなどをのせればピザトーストになります。マヨネーズで食パンの周囲に土手を作り、中央に卵を落として焼くといったアレンジもありますが、卵など中まで十分な加熱が必要な食材は加熱状態を確認する必要があります。
冷凍したパンの加熱に対応している機種もあります。冷凍トースト専用モードを備えた製品もあるため、パンをまとめ買いして冷凍保存する家庭では使いやすい機能です。
グラタン・ドリアなどの焼き料理にも便利
オーブントースターは、グラタンやドリアの仕上げにも向いています。すでに火が通った具材の上にチーズやパン粉をのせ、表面に焼き色を付ける用途なら、オーブントースターの特徴を生かせます。
例えば電子レンジで具材やソースを十分に温めてから耐熱皿に入れ、チーズをのせてオーブントースターで焼き色を付ける方法があります。電子レンジを内部の加熱、トースターを表面の仕上げに使うという組み合わせです。
短時間で表面を香ばしく仕上げたい料理は、オーブントースターが得意とする分野です。ただし、耐熱皿であれば何でも使えるとは限らないため、容器側とトースター側の両方で使用可能か確認してください。
揚げ物や総菜の温め直しにも使える
スーパーやコンビニなどで購入した揚げ物の温め直しも、オーブントースターの便利な使い道です。電子レンジでは衣がしんなりしやすい一方、オーブントースターを利用すると表面の食感を戻しやすくなります。
例えば、冷めたコロッケや唐揚げなどは電子レンジで中を適度に温めた後、対応する方法でトースターを使って表面を仕上げると、短時間で温めやすくなります。
ただし、油の多い食品は特に注意が必要です。加熱中に油が落ちたり飛び散ったりすると、ヒーターに付着して発煙・発火する危険があります。付属トレーの使用など、必ずメーカーが指定する方法に従ってください。
野菜・きのこ・魚などのおかず作りにも活用できる
対応する機種であれば、野菜を焼く用途にも活用できます。例えば、ピーマン、パプリカ、なす、きのこ類などを食べやすい大きさに切り、適切なトレーなどを使用して焼けば、手軽な一品になります。
アルミホイルを利用したホイル焼きも選択肢です。きのこや野菜などを包んで加熱すれば、フライパンを使わずに調理できる場合があります。
魚や肉を調理できるかどうかは機種によるため注意が必要です。脂がヒーターへ落ちる構造では危険を伴うことがあります。調理可能な食材や方法については取扱説明書を優先し、対応していない調理は行わないようにしましょう。
お菓子作りに使えるオーブントースターもある
温度調節ができる製品などでは、クッキーや焼き菓子作りに利用できる場合があります。少量だけ焼きたい場合には、大型オーブンを使うより手軽です。
例えば少量のクッキーを焼いたり、市販のパイシートを使った簡単なお菓子を作ったりする使い方があります。焼き芋などに対応する製品もあり、機種によって料理の幅はかなり変わります。
ただし、一般的なオーブントースターはヒーターと食品の距離が近いため、表面だけ先に焦げやすい傾向があります。レシピに「オーブン180℃で20分」と書いてあっても、その条件をそのままトースターへ置き換えられるとは限りません。オーブントースター対応レシピやメーカー推奨の調理方法を利用するほうが安全です。
電子レンジとオーブントースターは何が違う?
電子レンジとオーブントースターは、どちらも食品を温められますが得意分野が違います。電子レンジは食品内部を効率よく温める用途に便利なのに対し、オーブントースターはヒーターの熱を利用して表面を焼く用途に向いています。
| 目的 | 向いている家電 |
|---|---|
| ご飯やおかずを素早く温める | 電子レンジ |
| パンをカリッと焼く | オーブントースター |
| グラタンに焼き色を付ける | オーブントースター |
| 飲み物を温める | 電子レンジ |
| 揚げ物の表面をカリッと仕上げる | オーブントースター |
つまり「温める」ことが中心なら電子レンジ、「焼く・焦げ目を付ける」ことが中心ならオーブントースターと考えるとわかりやすいでしょう。両方を組み合わせると、料理の中を温めながら表面を香ばしくすることもできます。
オーブントースターでやってはいけない使い方にも注意
オーブントースターは庫内が非常に高温になるため、便利さと同時に火災への注意も必要な家電です。特に食品を長時間放置したり、指定されていない容器を使用したりすることは避けましょう。
プラスチック容器など高温に対応していないものは、変形や発火などにつながるおそれがあります。「電子レンジ対応」と書かれている容器であっても、それだけでオーブントースターにも使用できるという意味ではありません。
また、アルミホイルやクッキングシートなどについても、機種や使い方によって注意事項があります。ヒーターへ接触したり、食品から出た油が燃えたりする危険があるため、調理器具や食品ごとに自己判断せず、使用中のオーブントースターの取扱説明書を確認することが重要です。
オーブントースターを選ぶなら使い道から考える
これから購入する場合は、「トースト以外に何を作りたいか」を考えると選びやすくなります。パンを焼くことが中心ならシンプルな製品でも十分ですが、料理にも積極的に使うなら温度調節や調理モードなどを確認するとよいでしょう。
一度に焼きたい食パンの枚数や庫内サイズも重要です。ピザやグラタン皿を入れたい場合は、購入前に使用予定の容器が庫内に収まるか確認しておくと失敗を防げます。
掃除のしやすさも見逃せません。パンくずトレーを取り外せる製品などは日常的な手入れがしやすくなります。頻繁に料理へ使う予定なら、機能だけでなく清掃性も比較したいポイントです。
まとめ|オーブントースターは「焼く・香ばしく仕上げる」料理で活躍
オーブントースターの使い道は食パンだけではありません。ピザ、グラタン、ドリア、焼き野菜、ホイル焼き、総菜の温め直し、お菓子など、機種に対応した方法を選べば幅広い料理に活用できます。
特に「表面をカリッとさせる」「チーズに焼き色を付ける」「短時間で香ばしく仕上げる」といった用途はオーブントースターの得意分野です。電子レンジと使い分けたり組み合わせたりすれば、さらに用途が広がります。
一方、油の多い食品や使用できない容器など、発煙・発火につながる注意点もあります。製品によって対応できる調理方法が異なるため、実際に使用するときは取扱説明書を確認し、その機種で認められている方法で安全に活用しましょう。


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