Panasonicのパーソナルファクス「KX-PZ720DL/KX-PZ720DW」には、購入時から電話帳へ登録されている電話番号があります。以前は時報や天気予報だけでなく、電報や番号案内も電話帳に入っていたため、何件あったのか分からなくなったり、誤って削除したあとに元へ戻せるのか気になったりすることがあります。
パナソニックが公開しているKX-PD725DL/DW・KX-PZ720DL/DW共通の公式取扱説明書を確認すると、お買い上げ時に登録されているのは「時報 117」「天気予報 177」「電報 115」「番号案内 104」の4件です。いずれもユーザーが修正・消去できる電話帳データとして登録されています。[参照:Panasonic KX-PD725DL/DW・KX-PZ720DL/DW取扱説明書]
ただし注意したいのが104番です。KX-PZ720シリーズ発売当時は番号案内として利用できましたが、NTT東日本・NTT西日本の「104番番号案内」は2026年3月31日でサービスを終了しています。つまり、本体に104が登録されていても、2026年現在は従来の番号案内として利用できません。この記事では、初期登録の内容、親機と子機の違い、「出荷時へ戻す」と電話帳消去の違い、消えてしまった場合の安全な戻し方まで整理します。
- KX-PZ720DLに最初から登録されていた電話番号は4件
- 親機だけでなく受話子機・子機にも4件が登録されている
- 電話帳に残っているか確認する方法
- 「電話帳全消去」と「出荷時へ戻す」は別の機能
- 「出荷時へ戻す」を実行すれば4件の電話帳も復活する?
- 消えている場合は手動で登録し直せばよい
- 今から登録し直すなら104は入れなくてもよい
- 104が電話帳に残っていても故障ではない
- 117の時報と177の天気予報は現在もNTTが案内している
- 115の電報も電話受付番号として使われている
- 「NTTファクス115」の終了と通常の115を混同しない
- KX-PZ720DLの初期登録一覧にKDDIなどは含まれる?
- 親機の電話帳を全部消してしまった場合の戻し方
- 親機から子機へ電話帳を転送することもできる
- 初期化を試す前に自分で登録した電話番号を確認する
- 「出荷時へ戻す」を使う場合は電話帳のバックアップを考える
- 具体例:時報だけ消してしまった場合
- 具体例:電話帳全消去を実行して全部なくなった場合
- 具体例:子機には残っているが親機から消えた場合
- 購入時の4件と現在使えるサービスは分けて考える
- まとめ:KX-PZ720DLの初期電話帳は117・177・115・104の4件
KX-PZ720DLに最初から登録されていた電話番号は4件
KX-PZ720DLの公式取扱説明書では、親機の電話帳について「時報(117)、天気予報(177)、電報(115)、番号案内(104)がすでに登録されています」と明記されています。さらに「修正・消去できます」とされています。
| 登録名 | 電話番号 | 2026年時点の状況 |
|---|---|---|
| 時報 | 117 | NTTの3桁番号サービスとして案内あり |
| 天気予報 | 177 | NTTの3桁番号サービスとして案内あり |
| 電報 | 115 | 電話による電報申込み番号として案内あり |
| 番号案内 | 104 | 2026年3月31日でサービス終了 |
したがって、「時報と天気予報以外にも何かあった気がする」という場合、その記憶に該当するのは115の電報と104の番号案内である可能性が高いでしょう。少なくともKX-PZ720DL/DWの公式説明書で確認できる購入時登録はこの4件です。
親機だけでなく受話子機・子機にも4件が登録されている
KX-PZ720シリーズでは親機だけを確認すると混乱することがあります。この機種には受話子機やコードレス子機があり、それぞれにも独立した電話帳があります。
公式取扱説明書の「受話子機・子機の電話帳に登録する」の項目にも、親機と同じく「時報(117)、天気予報(177)、電報(115)、番号案内(104)がすでに登録されています」と記載されています。つまり、工場出荷時の電話帳は親機だけに入っていたものではありません。[参照:Panasonic公式取扱説明書「電話帳」]
そのため、例えば「親機には117がないのに子機にはある」という状態も起こり得ます。それぞれの電話帳から個別に削除・修正できるためです。
電話帳に残っているか確認する方法
初期化を行う前に、まず現在の電話帳を確認するのがおすすめです。KX-PZ720DLの親機では、電話帳を開いて上下キーで順番に表示できます。電話番号そのものを確認するときは、該当する相手を選択した状態で「決定」を押します。
説明書によると電話帳は、数字、アルファベット、カナ、記号、名前のない電話番号という順で検索されます。そのため目的の項目がすぐ表示されなくても、上下キーで一通り確認してみましょう。
また親機には電話帳を印刷する機能もあります。登録件数が多い場合は、現在の電話帳を紙で確認してから操作する方法もあります。誤って家族や仕事先の電話番号まで消してしまう事故を防ぐ意味でも、初期化前の確認は重要です。
「電話帳全消去」と「出荷時へ戻す」は別の機能
KX-PZ720DLには、電話帳関係だけでも似ているようで役割の異なる操作があります。特に区別したいのが「電話帳全消去」と「出荷時へ戻す」です。
親機の「電話帳全消去」は、公式説明書では親機の電話帳の内容をすべて消去する機能とされています。操作は「機能」から機能番号144を選ぶ方法です。これは文字どおり電話帳を消すための操作なので、時報・天気予報などを復活させたい目的で実行してはいけません。
一方、「出荷時へ戻す」は機能番号111で、説明書では「すべてお買い上げ時の設定に戻します」とされています。親機と受話子機・子機の機能一覧の双方に用意されています。[参照:Panasonic公式取扱説明書「機能一覧」]
「出荷時へ戻す」を実行すれば4件の電話帳も復活する?
ここは慎重に判断したいポイントです。公式取扱説明書には「出荷時へ戻す」について「すべてお買い上げ時の設定に戻します」と記載されています。一方、同じ説明書では電話帳について独立して「電話帳全消去」という機能を設けています。
しかし、「出荷時へ戻すを実行すると、削除済みの117・177・115・104が電話帳へ再登録される」とまでは取扱説明書に明記されていません。「設定」と電話帳の保存データがどのように扱われるかを、説明書の記載だけから確実に断定するのは避けたほうがよいでしょう。
そのため、時報など4件を復活させることだけが目的なら、本体全体を初期化するより、自分で必要な番号を電話帳へ登録し直す方法が安全です。初期化によって自分で変更した各種設定まで戻ってしまうリスクを避けられます。
消えている場合は手動で登録し直せばよい
例えば117の時報を消してしまった場合、通常の電話帳登録と同じ方法で「時報」「117」と登録すれば実用上は元と同じように使えます。177なら「天気予報」「177」、115なら「電報」「115」です。
親機では最大150件まで電話帳へ登録できます。名前、フリガナ、電話番号、グループを入力して登録する仕組みなので、工場出荷時の4件だから特別なデータ形式になっているわけではなく、一般の電話帳項目として扱われています。
受話子機や子機でも同様に電話帳へ手動登録できます。親機で登録してから電話帳転送機能を利用して子機へ転送する方法もあります。
今から登録し直すなら104は入れなくてもよい
2026年現在、最も重要な変更点が104番です。NTT東日本とNTT西日本は、番号案内104番を2026年3月31日23時59分で終了しました。理由として、インターネットや携帯電話の普及によって電話番号の検索方法が多様化し、利用数が減少したことなどを挙げています。[参照:NTT東日本「電話帳および番号案内(104番)の終了について」][参照:NTT西日本「番号案内(104番)」]
したがってKX-PZ720DLを購入時と完全に同じ電話帳へ戻すこと自体は、記録上は「番号案内 104」を登録することになりますが、現在の実用性はありません。
単に便利な3桁番号を残しておきたいという目的なら、117、177、115だけを登録し直し、104は登録しないという使い方でも問題ありません。
104が電話帳に残っていても故障ではない
KX-PZ720DLは2019年当時の仕様に基づいて出荷された機種です。当時は104番の番号案内が現役サービスだったため、104が電話帳へ登録されていること自体は正常です。
電話機の電話帳は、NTT側のサービス変更に合わせて自動更新される仕組みではありません。そのため2026年に104サービスが終了しても、電話機の中から「番号案内 104」が自動で削除されるとは限りません。
古い104が残っている場合は、必要に応じて利用者自身で消去して構いません。
117の時報と177の天気予報は現在もNTTが案内している
NTT西日本が現在公開している3桁番号サービス一覧には、117が時報、177が天気予報として掲載されています。[参照:NTT西日本「電話の3桁番号サービス」]
したがって「昔の番号だから117や177もすでに廃止されているのでは」と考える必要はありません。少なくとも2026年8月時点で、NTTの公式案内にはこれらのサービスが掲載されています。
ただし利用できる3桁番号は契約している電話回線・電話サービスによって異なる場合があります。KX-PZ720DLの取扱説明書にも、光回線やADSLなどの接続環境によって117、177などへかからない場合があるため確認するよう記載されています。
115の電報も電話受付番号として使われている
115は電報の申込み番号です。NTT西日本では現在も局番なしの115を電話による電報申込みとして案内しており、加入電話、ひかり電話、NTTドコモの携帯電話など対象回線から利用できます。[参照:NTT西日本「電報D-MAIL」]
NTT東日本でも115による電話申込みを案内しています。[参照:NTT東日本「電報D-MAIL よくあるご質問」]
なお、サービス内容、受付時間、利用可能回線、料金などは変更される場合があります。また2026年8月にはNTT東日本エリアで115の接続障害に関する告知も出ているため、実際に利用する際は最新情報を確認してください。
「NTTファクス115」の終了と通常の115を混同しない
2026年にはNTT関連サービスの変更が多いため、115について少し注意が必要です。NTT西日本では「NTTファクス115」が2026年5月26日で終了しています。しかし、これはFAXによる電報申込みサービスです。
一般の電話から局番なしの115へかけて電報を申し込むサービスとは別です。NTT西日本は現在も電話からの電報申込みとして115を案内しています。[参照:NTT西日本「ファクスでできる便利なサービス」]
したがってKX-PZ720DLに登録されている「電報 115」まで、ファクス115終了を理由に不要と判断する必要はありません。
KX-PZ720DLの初期登録一覧にKDDIなどは含まれる?
古いPanasonic電話機の記憶がある場合、「KDDIカスタマセンターのような番号も最初から入っていなかったか」と感じることがあります。実際、過去のPanasonic製コードレス電話機の一部では、KDDIカスタマセンターを含む5件があらかじめ電話帳へ登録されていた機種がありました。
しかしKX-PZ720DL/DWについては、公式取扱説明書で明記されている初期登録は117・177・115・104の4件です。別機種の初期電話帳と混同しないよう注意しましょう。
機種名が似ていても、世代によって最初から入っている電話帳の内容は異なります。KX-PZ720シリーズについて確認するときは、KX-PD725DL/DW・KX-PZ720DL/DW共通の公式説明書を基準にするのが確実です。
親機の電話帳を全部消してしまった場合の戻し方
117、177、115などを含め電話帳全体を消去してしまった場合でも、電話機そのものが故障したわけではありません。必要な番号は再登録できます。
元の4件を再現したいなら、次の内容を手入力できます。
- 時報:117
- 天気予報:177
- 電報:115
- 番号案内:104(ただし2026年3月31日にサービス終了)
現在実際に使うことを目的とするなら、104については登録し直す必要性は低いでしょう。
親機から子機へ電話帳を転送することもできる
親機と子機の両方から初期電話帳を削除してしまった場合、一台ずつ同じ内容を入力する必要はありません。KX-PZ720シリーズには電話帳転送機能があります。
例えば親機へ「時報 117」「天気予報 177」「電報 115」を登録したあと、それらを受話子機や子機へ転送できます。一件ずつの個別転送と、一斉転送の両方に対応しています。
反対に受話子機・子機の電話帳から親機へ転送することもできます。どこか一台に消してしまった番号が残っているなら、初期化する前に転送を利用する方法が安全です。
初期化を試す前に自分で登録した電話番号を確認する
「購入時の電話帳へ戻したい」という理由だけで出荷時設定を実行すると、電話帳とは別の各種設定まで購入時状態へ戻る可能性があります。呼出音、ファクス受信、迷惑電話対策、読み上げ、回線関係など、KX-PZ720シリーズには多数の設定項目があります。
そのため、現在問題なく電話やFAXを使用できているなら、初期電話帳4件の復旧だけを目的に機器全体を初期化するメリットはあまりありません。
まず電話帳を確認し、消えている初期登録番号だけを手動登録するという方法が最もシンプルです。
「出荷時へ戻す」を使う場合は電話帳のバックアップを考える
どうしても機器全体を購入時状態へ戻す必要がある場合は、現在登録している重要な電話番号を先に控えておきましょう。親機には電話帳印刷機能があるため、紙へ残しておく方法があります。
KX-PZ720シリーズではSDカードも利用でき、電話帳データを扱える機能がありますが、操作目的によって保存される内容が異なります。初期化前には公式説明書を確認し、必要なデータを失わないようにすることが重要です。
「設定を戻したい」のか「電話帳だけ消したい」のか「初期登録4件だけ復元したい」のかを明確にしてから操作しましょう。
具体例:時報だけ消してしまった場合
例えば電話帳を確認すると「天気予報」「電報」「番号案内」は残っているものの「時報」だけなくなっていたとします。
この場合に本体を丸ごと初期化する必要はありません。通常の電話帳登録操作で名前を「時報」、電話番号を「117」として登録すれば十分です。
同様に天気予報だけ消えていれば177、電報だけ消えていれば115を登録します。
具体例:電話帳全消去を実行して全部なくなった場合
誤って機能番号144の「電話帳全消去」を実行した場合、説明書上は電話帳の内容をすべて消去する機能なので、利用者が登録した電話番号も購入時から入っていた項目も電話帳上からなくなります。
この場合も、初期4件だけを復活させるなら手動再登録が確実です。2026年現在の実用性を考えるなら、117、177、115の3件だけ戻す方法もあります。
家族、病院、勤務先などの電話番号も消えている場合は、別の子機に残っていないか確認しましょう。残っていれば電話帳転送を利用できる可能性があります。
具体例:子機には残っているが親機から消えた場合
親機の電話帳だけから初期番号や自分の連絡先が消えていて、子機には残っている場合があります。この場合も出荷時設定は不要です。
KX-PZ720シリーズでは、受話子機・子機の電話帳を親機へ転送できます。必要な項目だけを個別転送することも、まとめて転送することもできます。
初期化は最後の手段として考え、まず既存データを利用できないか確認すると安全です。
購入時の4件と現在使えるサービスは分けて考える
「出荷時に何が登録されていたか」という質問と、「今でもその番号が利用できるか」という質問は分けて考える必要があります。
KX-PZ720DLの購入時電話帳としては、公式説明書から117、177、115、104の4件であることが確認できます。しかし、その後サービス提供側の事情によって104番番号案内は終了しました。
電話機本体の仕様は変わらなくても、外部サービスは年月とともに変わります。古い電話帳を完全再現することより、現在必要な番号だけ登録するほうが実用的でしょう。
まとめ:KX-PZ720DLの初期電話帳は117・177・115・104の4件
Panasonic KX-PZ720DL/DWについて公式取扱説明書を確認すると、お買い上げ時の電話帳には「時報 117」「天気予報 177」「電報 115」「番号案内 104」の4件が登録されています。親機だけでなく、受話子機・子機の電話帳についても同じ4件が登録済みであることが説明書に記載されています。[参照:Panasonic KX-PD725DL/KX-PZ720DLシリーズ サポート]
本機には機能番号111の「出荷時へ戻す」があり、公式説明書では「すべてお買い上げ時の設定に戻します」とされています。ただし、削除した初期電話帳4件がこの操作によって再生成されるのかまでは説明書に明記されていません。また別に機能番号144の「電話帳全消去」も存在するため、初期番号を戻したいだけなら、本体全体を初期化せず必要な電話番号を手動登録する方法が確実です。
再登録するなら、時報117、天気予報177、電報115です。番号案内104も購入時の状態を再現するなら登録項目に含まれますが、NTT東日本・NTT西日本の104番番号案内は2026年3月31日に終了しています。[参照:NTT東日本「番号案内104番の終了」]
したがって2026年現在の実用性を考えるなら、117・177・115だけを登録し直し、104は削除したままにする方法でも問題ありません。親機または子機のどちらかに必要な電話帳が残っている場合は、初期化する前に電話帳転送を利用するのがおすすめです。


コメント
天気予報177は、2025年3月31日(月)で終了したのでは?