洗濯機の水道代を少しでも節約したいと考え、バケツにためた水を先に洗濯槽へ入れてから運転を開始する方法を検討する人は少なくありません。しかし、近年の全自動洗濯機は自動水位制御機能を搭載しているため、仕組みを理解せずに行うと期待したほどの節水効果が得られない場合があります。この記事では、東芝の全自動洗濯機で採用されている一般的な水位制御の考え方や、事前に水を入れた場合の動作、効率的な節水方法についてわかりやすく解説します。
全自動洗濯機は洗濯物の量に応じて水量を自動調整する
東芝をはじめとする多くの全自動洗濯機には、水位センサーによって洗濯物の量を検知し、必要な水量を自動で決定する機能が搭載されています。
一般的には、洗濯物を投入してスタートボタンを押すと、洗濯槽が回転しながら衣類の重量や状態を測定し、その結果に応じて最適な水位が設定されます。
つまり、洗濯機は単純に決められた量の水を毎回給水しているわけではなく、洗濯物の量に応じて必要な水量を判断しています。
先に30Lの水を入れても無駄になるとは限らない
洗濯開始前に約30Lの水を洗濯槽へ入れた場合、多くのケースではその水も洗濯機が認識する水量の一部として扱われます。
そのため、洗濯機が必要と判断した水位に達していれば、その分だけ蛇口からの給水量は減少します。
例えば、洗濯機が最終的に50Lの水を必要と判断した場合、事前に30L入っていれば追加給水は約20L程度で済む可能性があります。
ただし、機種や運転コースによっては運転開始時に追加給水を行ったり、水位判定のための動作を行ったりするため、事前に入れた30Lがそのまま100%節水効果につながるとは限りません。
なぜスタート直後に蛇口から水が出るのか
事前に水を入れていても、スタート後に蛇口から給水されることがあります。これを見て「先に入れた水は無駄だったのでは」と感じるかもしれません。
しかし実際には、洗濯機は運転開始時に水位確認や洗剤の溶解、設定された目標水位への微調整などを行うことがあります。
そのため、少量の給水が行われたからといって、事前に投入した水が無視されているとは限りません。
また、洗濯槽内の水だけでは正確な水位判定が難しい場合、一度給水を行いながら制御する設計になっている機種もあります。
実際に節水できているか確認する方法
もっとも確実なのは、事前に水を入れた場合と入れない場合で水道メーターの使用量を比較することです。
例えば同じ洗濯物量、同じコースで運転し、水道メーターの数値を記録すると実際の給水量の差を確認できます。
また、透明な給水ホースを使用している場合は、給水時間の違いからおおよその節水効果を把握できる場合もあります。
ただし、手間や時間を考慮すると、必ずしも大きなメリットが得られるとは限りません。
より効果的な節水方法
洗濯機で水を節約したい場合は、事前給水よりも日常的な使い方を見直すほうが効果的なケースがあります。
- 洗濯物をまとめ洗いする
- 適切な水位設定を利用する
- 少量洗いを頻繁に行わない
- お風呂の残り湯機能を活用する
- 洗濯槽や糸くずフィルターを定期的に清掃する
特に残り湯利用機能が搭載されている場合は、メーカーが想定した方法で効率よく節水できます。
詳しい仕様は取扱説明書やメーカー公式情報を確認するとよいでしょう。[参照]
まとめ
全自動洗濯機では、洗濯開始前にバケツの水を洗濯槽へ入れても、その水が水位判定に反映される場合が多く、必ずしも無駄になるわけではありません。
一方で、運転制御や水位調整のために追加給水が行われることがあり、投入した水量がそのまま節水量になるとは限りません。
実際の節水効果は機種や運転コースによって異なりますが、洗濯機は基本的に必要な水位を自動で判断しているため、効率的な節水を目指すならまとめ洗いや残り湯活用などの方法もあわせて検討するとよいでしょう。


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