自作PCを長く使っていると、グラフィックボード(グラボ)のファンやヒートシンク部分にホコリがたまり、冷却性能が低下することがあります。特にGTX1660 SUPERのような空冷タイプのグラボでは、ホコリによって温度が上昇し、ファンの回転数増加や動作音の原因になることがあります。
グラボを取り外して分解する作業は初心者には少しハードルがありますが、実は取り外さずにできる簡単な掃除方法もあります。この記事では、PCパーツに詳しくない方でも安全に行いやすいグラボのファン掃除方法や注意点を解説します。
グラボを外さずに掃除することは可能なのか
結論として、グラフィックボードをPCケースから外さなくても、ファン表面や見える範囲のホコリを取り除くことは可能です。
特にGTX1660 SUPERの場合、ケース内からファン部分が見える構造になっているモデルが多いため、エアダスターやブラシを使えばある程度の清掃ができます。
ただし、内部のヒートシンク奥に詰まったホコリやファンの裏側まで完全に掃除するには、グラボを外して作業する必要があります。まずは簡単な清掃から試すのがおすすめです。
掃除前に必ず行う準備と注意点
掃除を始める前に、必ずPCの電源を完全に切り、コンセントから電源ケーブルを抜いてください。
電源が入った状態でエアダスターを使用すると、ファンが高速回転してモーター部分に負担がかかる場合があります。また、静電気によるパーツ故障を防ぐため、作業前に金属部分に触れて体の静電気を逃がしておくと安心です。
例えば、掃除中にファンが勢いよく回転し続ける状態は避け、指や綿棒などで軽く固定しながらホコリを飛ばすと安全です。
グラボを外さずにファンを掃除する手順
まずPCケースのサイドパネルを外し、グラフィックボードのファンが見える状態にします。
次に、エアダスターを使ってファン周辺やヒートシンク部分のホコリを吹き飛ばします。この時、近距離から強く吹き付けるより、少し離した位置から数回に分けて吹くほうが安全です。
細かい部分のホコリは、柔らかいブラシや綿棒を使って取り除きます。掃除機で直接吸う方法は静電気や部品への接触リスクがあるため、PC内部では避けたほうが無難です。
おすすめの掃除道具と使い方
| 道具 | 用途 |
|---|---|
| エアダスター | ファンやヒートシンクのホコリ除去 |
| 柔らかいブラシ | 細かい隙間のホコリ掃除 |
| 綿棒 | ファン周辺の細部清掃 |
| ライト | 見えにくい部分の確認 |
特にエアダスターは、グラボだけでなくPCケース内部やCPUクーラーの掃除にも使えるため、自作PCユーザーなら1本用意しておくと便利です。
掃除する際は、ホコリをケース内部に押し込むのではなく、外へ逃がす方向を意識すると効果的です。
グラボの温度が20度上がった場合に確認したいこと
購入時よりグラボ温度が20度ほど高くなっている場合、ホコリによる冷却性能低下が原因の一つとして考えられます。
ただし、ホコリ以外にも室温の変化、グラボのサーマルペーストの劣化、ケース内のエアフロー低下なども温度上昇の原因になります。
例えば、以前はゲーム中60度台だったものが80度以上になるような場合は、掃除後に温度監視ソフトで改善しているか確認するとよいでしょう。
掃除後に温度を確認する方法
掃除が終わったら、ゲームやベンチマークソフトを動かしてグラボ温度を確認します。
GPU温度の確認には、無料で利用できる温度監視ツールなどを使うと便利です。アイドル時だけでなく、ゲーム中の最大温度を見ることで冷却性能が改善したか判断できます。
ホコリを取り除くだけでファンの回転数が下がり、動作音が静かになるケースもあります。
グラボを外して掃除したほうがよいケース
外側から掃除しても温度が改善しない場合や、ヒートシンク内部にホコリが大量に詰まっている場合は、グラボを外した清掃を検討します。
ただし、取り外し作業ではPCI Expressスロットや補助電源コネクタを扱う必要があるため、不安な場合は無理をしないことが大切です。
GTX1660 SUPERは比較的扱いやすいモデルですが、初めての場合は写真を撮りながら作業したり、メーカーの取り扱い情報を確認したりすると安心です。
まとめ|まずはグラボを外さない簡単な掃除から試そう
グラフィックボードのファンにホコリがたまっている場合でも、必ずしも最初から取り外す必要はありません。
PCの電源を切った状態で、エアダスターや柔らかいブラシを使えば、GTX1660 SUPERのようなグラボでも安全に簡単な清掃ができます。
掃除後も温度が高い場合は、ケースの冷却状態やグラボ内部の状態を確認する必要があります。まずは無理のない範囲で外側からの掃除を行い、PCを長く快適に使える環境を整えましょう。


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