テレビのイコライザー調整でゲーム音の低音が強すぎる原因と正しい補正方法

オーディオ

テレビの音質を改善するためにイコライザーで周波数補正を行うと、特定のゲームや映像シーンだけ低音が強調されて聞こえることがあります。特にゲームでは効果音やBGMが場面ごとに異なる音作りになっているため、単純な周波数調整だけでは思った通りの音にならない場合があります。

この記事では、イコライザーで32Hz以下を下げたにもかかわらず、ゲーム画面の特定シーンで低音が大きく感じる理由と、自然な音に調整する方法について解説します。

イコライザーで低音を下げても特定の音だけ大きく聞こえる理由

イコライザーは指定した周波数帯域の音量を調整する機能ですが、音の聞こえ方は単純な周波数だけでは決まりません。人間の耳は音圧や周囲の周波数とのバランスによって低音の強さを感じます。

例えば32Hz以下を大幅に下げても、50Hz〜150Hz付近の低域が強い場合、人間には「低音が増えた」と感じることがあります。テレビやゲーム機の音声処理では、この範囲の低音が迫力として使われることも多くあります。

スプラトゥーン3のタイトル表示画面や試合開始時の演出では、短時間でインパクトを出すために低域を含む効果音が使われています。そのため通常のプレイ中より低音が目立つことがあります。

32Hz以下を下げすぎると音質が悪くなる場合がある

32Hz以下の超低域は、多くのテレビ内蔵スピーカーでは十分に再生できない周波数帯です。そのため、ノイズや不要な振動が出ている場合は下げる調整自体は有効です。

しかし、32Hzだけを極端にカットすると、低音全体のバランスが崩れる可能性があります。実際に耳で感じる低音の迫力は、32Hz以下よりも80Hz前後や100Hz前後の影響が大きいことが多いです。

例えば映画やゲームの爆発音が大きすぎる場合、32Hzを下げるよりも80Hz〜150Hz付近を少し下げるほうが自然な音になるケースがあります。

ゲーム向けのイコライザー調整方法

ゲーム音を聞きやすくする場合は、極端に一つの帯域だけを変更するより、低音・中音・高音のバランスを整えることが重要です。

低音が響きすぎる場合は、まず以下のような調整を試すと改善しやすくなります。

周波数帯 調整の目安
32Hz以下 ノイズや振動がある場合のみ下げる
60Hz〜150Hz 低音の迫力が強すぎる場合に少し下げる
300Hz〜500Hz 音がこもる場合に調整する
2kHz〜4kHz 効果音や声を聞き取りやすくする

例えばスプラトゥーン3で開始画面の低音だけが気になる場合、32Hzをさらに下げるより、100Hz前後を少し下げるほうが効果を感じやすいでしょう。

テレビ側の音質設定も確認する

イコライザー以外にも、テレビには低音を強調する機能が搭載されていることがあります。例えば「低音強調」「サラウンド」「バーチャルサウンド」「AI音質調整」などの機能です。

これらの機能は映画や音楽では迫力を出すために便利ですが、ゲームでは一部の効果音だけが強調される原因になる場合があります。

ゲームをするときだけ低音が気になる場合は、テレビの音質モードを「標準」「ゲーム」「シネマ」などで切り替えて比較すると、自分に合った設定を見つけやすくなります。

スピーカー環境によって最適な設定は変わる

同じイコライザー設定でも、テレビの種類や設置場所によって音の聞こえ方は変化します。壁際やテレビ台の上では低音が反射し、実際以上に響いて聞こえることがあります。

例えばテレビを壁に近づけて設置している場合、低音が壁に反射して「ボンボン響く」と感じることがあります。この場合はイコライザーだけでなく、テレビの位置を少し変えることでも改善する可能性があります。

また、サウンドバーや外部スピーカーを使用している場合は、テレビ側とスピーカー側の両方で低音補正がかかっていないか確認することも大切です。

まとめ

ゲームの特定画面だけ低音が強く聞こえる場合、32Hz以下の調整だけでは解決しないことがあります。スプラトゥーン3のような演出効果が強いゲームでは、50Hz〜150Hz付近の低域が原因になっている可能性があります。

まずは32Hz以下を極端に下げるより、100Hz前後の低音帯域やテレビの音質補正機能を確認することがおすすめです。

イコライザーは「数値を削れば必ず良くなる」というものではなく、実際に使用するゲームや視聴環境に合わせて少しずつ調整することで、聞きやすく自然な音に近づけることができます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました