縦型洗濯機を使っていて、以前は気にならなかった「ガリガリ」「ゴロゴロ」といった異音が出始めると、故障ではないかと心配になります。特に洗濯槽の内側に異常が見当たらない場合、内部の駆動部分に原因がある可能性があります。
この記事では、縦型洗濯機の回転時に発生する異音の主な原因や、モーター・ギア部分のトラブルについて解説します。また、油やグリスを塗ることで改善できるのか、自分で確認できるポイントについても紹介します。
縦型洗濯機のガリガリ音はどこから発生しているのか
縦型洗濯機は、洗濯槽を回転させるためにモーターやベルト、ギアなど複数の部品が連動しています。そのため、異音が発生した場合は音の場所によって原因が変わります。
例えば、洗濯槽の中から異物が当たるような音がする場合は、硬貨や小石、衣類の金具などが挟まっている可能性があります。一方で、内部を確認して問題がない場合は、底部や背面側の駆動部品が原因になっていることがあります。
| 音の種類 | 考えられる原因 |
|---|---|
| ガリガリ・ゴリゴリ | ギア、軸受け、モーター周辺の摩耗 |
| キュルキュル | ベルトの劣化や滑り |
| ゴーという音 | モーターやベアリングの劣化 |
| カラカラ | 異物混入や部品の緩み |
洗濯機をひっくり返して油やグリスを塗るのは効果がある?
異音の原因が単純な摩擦であれば、潤滑によって一時的に音が軽減する場合もあります。しかし、家庭で洗濯機をひっくり返して内部部品に油やグリスを塗る方法は基本的にはおすすめできません。
洗濯機の駆動部分には、水が入り込まないように設計された密閉部品が使われています。外から油を入れても必要な場所まで届かないことが多く、逆にホコリや汚れを付着させたり、部品に適さない油によって劣化を早めたりする可能性があります。
また、洗濯機は重量があり、ひっくり返す作業中に本体や配管を傷めたり、感電や水漏れにつながる危険もあります。
ギアやモーター部分が原因の場合に起きる症状
縦型洗濯機の底部には、回転を制御するためのギア機構やモーターがあります。これらの部品が摩耗すると、回転時に異音が発生することがあります。
例えば、洗濯時よりも脱水時に大きなガリガリ音がする場合や、回転方向が切り替わる時に異音が強くなる場合は、駆動系部品の劣化が疑われます。
初期段階では普通に使用できても、摩耗が進むと回転不良や脱水不足につながることがあります。
修理前に自分で確認できるポイント
異音がした場合でも、すぐに分解する必要はありません。まずは安全な範囲で以下の点を確認しましょう。
- 洗濯槽の中や隙間に異物がないか確認する
- 洗濯物の量を減らして音が変化するか試す
- 水平に設置されているか確認する
- 脱水時だけ音が出るのか確認する
- 手で洗濯槽を回した時にも違和感があるか確認する
例えば、洗濯物が少ない状態でも毎回ガリガリ音がする場合は、単なる片寄りではなく本体内部の部品劣化の可能性が高くなります。
異音が出始めた洗濯機は修理と買い替えどちらを選ぶべきか
洗濯機の使用年数によって判断は変わります。購入から数年程度であれば修理によって改善できる可能性がありますが、長期間使用している場合は修理費用と買い替え費用を比較することが大切です。
特にモーターやギアなど駆動部分の交換は、部品代だけでなく作業費もかかるため、古い洗濯機では買い替えの方が負担が少ない場合があります。
異音を放置すると突然回転できなくなることもあるため、音が大きくなっている場合は早めにメーカーや修理業者へ相談すると安心です。
まとめ:ガリガリ音がする洗濯機に油を入れる前に原因確認を
縦型洗濯機からガリガリという音がする場合、洗濯槽内部だけでなく、モーターやギアなどの駆動部分が原因になっている可能性があります。
油やグリスを外側から塗ることで改善するケースは限定的で、むしろ故障や安全上の問題につながることがあります。
まずは異音が出るタイミングや場所を確認し、簡単な確認で改善しない場合は修理相談を検討しましょう。異音は洗濯機が発している故障のサインであることも多いため、早めの対応が長く安全に使うポイントです。


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