NZXT RGB COREファンが光らない原因は?B650 Steel LegendのRGB・ARGB端子と正しい接続方法

周辺機器

ゲーミングPCのケースファンは、ファン自体を回転させる配線とLEDを光らせる配線が別になっている製品が多く、コネクターのピン数だけを見て接続するとLEDが点灯しないことがあります。特にNZXTのRGBファンでは、一般的なマザーボードのRGB端子とは異なる独自のRGBコネクターを採用した製品があるため注意が必要です。

ASRock B650 Steel Legend WiFiには、ファン用端子に加えて12V RGBと5V Addressable RGB(ARGB)の両方が搭載されています。一方、NZXT F-Series RGB Coreなどには4ピンPWMとは別にNZXT独自の4ピンRGBコネクターを備えるモデルがあります。同じ4ピンだからといってRGB_LED1へ接続できるとは限りません。

B650 Steel LegendのCHA_FAN・RGB_LED・ADDR_LEDは役割が違う

まず理解しておきたいのが、B650 Steel Legend WiFiに搭載されている各端子の役割です。ASRockの仕様では、CHA_FAN1~4/WPはケースファンなどの回転を制御する端子です。そのため、ファンの4ピンPWMケーブルをCHA_FAN2へ接続してファンが正常に回転しているのであれば、この接続については基本的に問題ありません。

一方、LED関連では「RGB_LED1」と「ADDR_LED1~3」が用意されています。RGB_LED1は一般的な12V RGB用、ADDR_LED1~3は5V ARGB(アドレサブルRGB)用です。この2種類は電圧も制御方式も異なります。

マザーボード端子 用途 電圧・方式
CHA_FAN1~4/WP ファンの回転・速度制御 ファン用
RGB_LED1 一般的なRGB LED 12V RGB
ADDR_LED1~3 アドレサブルLED 5V ARGB

したがって「4ピンだからRGB_LED1」という判断はできません。コネクターの形状だけではなく、その端子が何Vで、どの規格なのかを確認する必要があります。

NZXT RGB COREには独自の4ピンRGB端子を使うモデルがある

ここが特に間違えやすいポイントです。NZXTのF120 RGB CoreやF140 RGB Coreなどには、一般的な4ピンPWMファン端子とは別に4ピンのNZXT RGBコネクターを使用するモデルがあります。このRGB端子はNZXT独自仕様であり、マザーボードの12V RGB端子とは別物です。

つまり、ファンから「4ピンが2本」出ている場合、一方が回転用の4ピンPWM、もう一方がNZXT RGB用4ピンという構成である可能性があります。この場合、回転用はCHA_FANへ接続できますが、NZXT RGB用4ピンをASRockのRGB_LED1へ直接接続するものではありません。

NZXT公式情報でも、F-Series RGB Coreの4ピンNZXT RGBコネクターを使用するモデルでは、対応するNZXT RGB Controllerなどが必要とされています。ただし、ケース付属版など一部製品には5V ARGBへ変換するためのケーブルやピグテールが付属する場合があります。

RGB_LED1へ挿すのは避けるべき理由

B650 Steel Legend WiFiのRGB_LED1は12VのRGB端子です。一方、NZXT独自RGBは5V ARGBをベースにした独自方式です。そのため、NZXT RGB用ケーブルを12V RGB端子へ接続することは推奨されません。

LEDが光らないだけで済むとは限らず、誤った電圧の端子へ接続するとファンのLEDやマザーボード側を損傷する可能性があります。すでにRGB_LED1へ接続して点灯しなかった場合は、いったんPCをシャットダウンし、電源を切ってからそのRGBケーブルを外しておくのが安全です。

特に「4ピン」という見た目だけで判断しないことが重要です。PCのRGBでは、12V RGB、5V ARGB、メーカー独自RGBなど複数の規格が存在しています。

NZXT RGB COREをB650 Steel Legendで光らせる方法

接続方法は、使用しているRGB COREファンの正確な型番と付属ケーブルによって変わります。まずファンのRGB側ケーブルに、3ピン5V ARGBへ変換できる付属アダプターがあるか確認します。

5V ARGB変換ケーブルがある場合

NZXT RGBから3ピン5V ARGBへ変換するケーブルが付属しているモデルであれば、その3ピン5V ARGB側をB650 Steel LegendのADDR_LED端子へ接続できます。すでにADDR_LED1とADDR_LED2を使用している場合でも、このマザーボードにはADDR_LED3も搭載されています。

例えば前面ファンをADDR_LED1、底面ファンをADDR_LED2で光らせている構成なら、背面ファンをADDR_LED3へ接続できる可能性があります。接続後のLED制御にはASRock Polychrome RGBなどマザーボード側のRGB制御機能を利用します。

NZXT独自4ピンRGBしかない場合

ファンのLED配線がNZXT独自の4ピンRGBのみで、5V ARGBへ変換する適切なケーブルもない場合は、基本的には対応するNZXT RGB ControllerやControl Hubなどを使用する方法になります。

この構成では、ファン回転用4ピンPWMはCHA_FANへ、LED用4ピンNZXT RGBは対応するNZXTコントローラーへ接続します。コントローラーを使用する場合は、製品構成に応じてNZXT CAMからライティングを設定できます。

前面・底面は光るのに背面だけ光らない理由

同じ「NZXT RGB CORE」という名称でも、購入方法や世代、単体ファン・ケース付属ファン・一体型ファンなどによって付属する接続ケーブルが異なる場合があります。そのため、前面と底面のファンがADDR_LED端子で正常に光っているからといって、背面ファンの4ピンRGBケーブルも同じようにマザーボードへ直接接続できるとは限りません。

例えばケース付属ファンにはNZXT RGBから3ピン5V ARGBへ接続できるアダプターが付属している一方、単品購入したF120 RGB CoreなどではNZXT RGB Controllerを前提とする構成があります。この違いを見落とすと、「同じシリーズなのになぜ1台だけ光らないのか」という状態になりやすくなります。

確認するときはファン本体や箱に記載された正確な型番を調べ、「F120 RGB Core」「F140 RGB Core」「F240/F360 RGB Core」「ケース付属版」のどれなのかまで確認すると接続方法を特定しやすくなります。

接続前に確認したいチェックリスト

RGBファンを接続するときは、電源を切った状態で次の項目を確認すると誤接続を防ぎやすくなります。

  • ファン回転用4ピンPWMはCHA_FANへ接続する
  • RGB用ケーブルの規格がNZXT RGBなのか5V ARGBなのか確認する
  • マザーボードのRGB_LED1は12V RGBであることを理解する
  • 5V ARGBの場合はADDR_LED1~3を使用する
  • NZXT独自4ピンRGBの場合は対応コントローラーまたは製品指定の変換方法を使用する
  • 5V ARGBと12V RGBを混同しない
  • NZXT RGBと5V ARGBの両方を同時に接続しない

特に電圧の違いは重要です。「端子に物理的に入りそう」という理由で接続するのは避け、ファンとマザーボード双方の説明書でピン配列を確認してから作業するのが安全です。

まとめ:4ピンNZXT RGBはRGB_LED1に直接挿すものではない

B650 Steel Legend WiFiとNZXT RGB COREを組み合わせる場合、ファンを回す4ピンPWMケーブルはCHA_FAN端子へ接続できます。しかし、もう一方が4ピンNZXT RGBコネクターなら、12VのRGB_LED1へ直接接続するものではありません。

5V ARGB変換ケーブルが付属するモデルなら、変換後の3ピンコネクターを空いているADDR_LED端子へ接続する方法があります。B650 Steel Legend WiFiにはADDR_LED1~3があるため、ADDR_LED1と2をすでに使用している構成ならADDR_LED3を確認するとよいでしょう。

変換ケーブルがなくNZXT独自4ピンRGBのみの場合は、対応するNZXT RGB Controllerなどを使用するのが基本です。RGB端子は似た形でも規格と電圧が異なるため、接続前にファンの正確な型番とコネクター仕様を確認することが、LEDを正常に点灯させるだけでなくパーツの故障を防ぐうえでも重要です。

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