Wi-FiモデルのAndroidタブレットを屋外で使う場合、自宅のWi-Fiから離れると、そのままではインターネット通信ができません。ただし、必ずしもポケットWi-Fiなどの有料サービスを新しく契約する必要はなく、フリーWi-Fiやスマートフォンのテザリングを利用する方法があります。
タウンWiFi byGMOのようなアプリも便利ですが、アプリを入れておけば屋外のほとんどの場所で通信できる、という仕組みではありません。実際には、その場所に利用可能なフリーWi-Fiのアクセスポイントが存在している必要があります。
外出先で確実にタブレットを使いたいなら、すでに持っているスマートフォンのテザリングが最も手軽です。利用頻度が高ければ、SIM対応タブレットやモバイルWi-Fiを検討するという順番で考えると、余計な通信契約を増やしにくくなります。
タウンWiFiを入れただけで、どこでもネットが使えるわけではない
タウンWiFi byGMOは、対応するフリーWi-Fiへ接続しやすくするアプリです。公式サイトでは、ログインなどが必要なフリーWi-Fiについて認証を補助し、Androidでは対応スポットに行くと自動接続できる仕組みが案内されています。タウンWiFi公式[参照]
重要なのは、タウンWiFiそのものが携帯電話回線を提供しているわけではない点です。近くに対応するフリーWi-Fiがなければ、アプリを入れていてもインターネットにはつながりません。
例えば駅、商業施設、カフェなどでは利用できるフリーWi-Fiが見つかることがありますが、住宅街の道路、公園、郊外、移動中の電車や車内などでは、常に使えるとは限りません。「外なら大抵つながる」という前提ではなく、フリーWi-Fiがある場所で便利になるアプリと考えるのが適切です。
一番手軽なのはスマートフォンのテザリング
スマートフォンをすでに契約しているなら、Androidタブレットを屋外で使う方法として非常に便利なのがテザリングです。スマートフォンのモバイルデータ通信をWi-Fiとして共有し、タブレットをインターネットへ接続できます。
Googleも、Androidスマートフォンのモバイルデータ接続をタブレットやパソコンと共有できると案内しています。一般的にはスマートフォンの「設定」から「ネットワークとインターネット」→「アクセスポイントとテザリング」→「Wi-Fiアクセスポイント」などをオンにして利用します。機種によって項目名は多少異なります。Google Androidヘルプ[参照]
例えば外出先で30分だけタブレットからWebサイトを見る、Googleマップを確認する、メールを確認するといった用途なら、わざわざポケットWi-Fiを新規契約せず、スマートフォンのテザリングだけで済むケースが多いでしょう。
テザリングなら別の有料サービスが不要な場合も多い
スマートフォンの料金プランでテザリングが利用できるなら、タブレット専用に新しい通信サービスへ加入する必要はありません。タブレット側から見ると、スマートフォンが小型のWi-Fiルーターとして機能します。
ただし、Googleも案内しているように、携帯電話会社や料金プランによってはテザリングの利用条件、通信量、追加料金などが異なる場合があります。現在契約している携帯会社の条件を一度確認しておくと安心です。Google Androidヘルプ[参照]
また、タブレットで動画を長時間見ると、スマートフォン側の通信量もその分消費します。動画視聴を頻繁に行う場合は、スマートフォンのデータ容量が少ないプランだとすぐに上限へ近づく可能性があります。
タウンWiFiとテザリングは使い分けるのがおすすめ
外出先でタブレットを使うなら、タウンWiFiかテザリングのどちらか一方だけに決める必要はありません。フリーWi-Fiがある場所ではWi-Fiを使い、ない場所ではスマートフォンのテザリングを使う方法が実用的です。
| 接続方法 | メリット | 注意点 |
|---|---|---|
| タウンWiFi・フリーWi-Fi | スマホの通信量を節約しやすい | 利用できる場所が限られる |
| スマホのテザリング | 携帯電波が入れば幅広い場所で使える | スマホの通信量と電池を消費する |
| ポケットWi-Fi | タブレット専用回線として使いやすい | 別途契約・料金・充電が必要 |
| SIM対応タブレット | タブレット単体で通信できる | 通信契約が必要 |
例えば普段はカフェや図書館のWi-Fiを利用し、移動中やWi-Fiのない場所だけテザリングを使えば、追加費用をかけずに利用できる可能性があります。
フリーWi-Fiは「ある場所へ行く」使い方なら便利
無料Wi-Fiを中心に運用する場合は、外出前に利用できる場所を調べておくと使いやすくなります。タウンWiFi公式サイトでもフリーWi-Fiスポットを探せるようになっています。タウンWiFi公式[参照]
例えば「駅の待合スペースで動画をダウンロードする」「ショッピングモールでWebを見る」「カフェでタブレット作業をする」という使い方なら、フリーWi-Fiでも十分対応できることがあります。
一方、「散歩中にも常につなぎたい」「屋外のベンチで好きな場所からネットを使いたい」「旅行中にナビを常時利用したい」という用途では、フリーWi-Fiだけでは不安定です。この場合はテザリングやモバイル通信を併用したほうが便利です。
公衆Wi-Fiでは重要な操作を避けるのも一つの考え方
不特定多数が利用する公衆Wi-Fiでは、自宅Wi-Fiや自分のスマートフォンのテザリングとは利用環境が異なります。HTTPSで保護されたWebサイトや公式アプリを利用し、OSやブラウザを最新の状態にしておくことが基本です。
特に、金融機関へのログインや非常に重要な情報を扱う操作をするときは、可能であれば自分のスマートフォンのモバイル回線やテザリングを使うほうが安心です。
また、「FREE_WiFi」など似た名前のアクセスポイントが複数表示されることもあります。店舗などが案内している正式なSSIDか確認して接続するとよいでしょう。
スマホのテザリングは電池消費にも注意
テザリング中はスマートフォンがモバイル回線とWi-Fi通信を同時に利用するため、通常よりバッテリーを消費しやすくなります。Googleもテザリング中は可能であれば端末を電源へ接続し、使わないときはアクセスポイントをオフにすることを勧めています。Google Androidヘルプ[参照]
数十分程度の利用なら大きな問題にならないこともありますが、半日以上タブレットをテザリングで使うなら、スマートフォン用のモバイルバッテリーがあると安心です。
動画視聴を長時間続ける場合は、通信量とバッテリーの両方を大きく消費します。外出前に自宅Wi-Fiで動画や音楽をダウンロードしておく方法も有効です。
動画や音楽はオフライン保存すれば通信なしでも使える
Androidタブレットを屋外で使う目的が動画視聴や音楽鑑賞なら、必ずしも外出中ずっとインターネットへ接続する必要はありません。利用しているサービスがオフライン再生に対応していれば、自宅のWi-Fiで事前にコンテンツをダウンロードしておけます。
例えば外出前に動画や音楽を保存しておけば、電車や公園などWi-Fiのない場所でも再生できます。通信量を使わず、接続が途切れて動画が止まることも避けられます。
電子書籍や地図などについても、サービスによっては事前ダウンロードに対応しています。屋外利用が多いなら「必要なものは家でダウンロード、必要なときだけテザリング」という運用が費用を抑えやすい方法です。
ポケットWi-Fiを契約したほうがよいのはどんな人?
毎日のように長時間タブレットを屋外で使う場合は、ポケットWi-Fiを契約するメリットが出てきます。特に大容量通信を頻繁に利用し、スマートフォン側のデータ容量を消費したくない場合には検討しやすいでしょう。
例えば仕事で毎日数時間オンライン会議をする、大量の動画を見る、パソコンとタブレットを同時につなぐといった使い方では、スマートフォンのテザリングより専用のモバイル回線が便利な場合があります。
一方、月に数回しか外で使わない人なら、毎月料金が発生するポケットWi-Fiは割高になりやすいため、まずテザリングを試してから必要性を判断するのがおすすめです。
SIM対応Androidタブレットなら単体通信もできる
Androidタブレットには、Wi-Fiだけで通信するモデルと、SIMやeSIMを利用して携帯回線へ直接接続できるモデルがあります。後者ならスマートフォンを経由せず、タブレット単体で屋外通信ができます。
頻繁に外へ持ち出す場合は便利ですが、SIM対応モデルは本体価格が高くなることがあり、別途通信契約も必要です。すでにWi-Fi専用タブレットを所有しているなら、買い替える前にテザリングを試すほうが費用を抑えられます。
これからタブレットを購入し、「外でも毎日使う」と決まっている場合は、Wi-FiモデルだけでなくSIM対応モデルも比較しておく価値があります。
屋外利用の頻度で選ぶと失敗しにくい
| 屋外での利用頻度 | おすすめ方法 |
|---|---|
| 月に数回 | フリーWi-Fi+スマホテザリング |
| 週に数回 | スマホテザリング中心 |
| 毎日・短時間 | スマホの料金プラン次第でテザリング |
| 毎日・長時間、大容量通信 | ポケットWi-FiやSIM対応タブレットを検討 |
特にスマートフォンのデータ容量に余裕がある人なら、追加契約なしでテザリングを利用できる可能性があります。逆に毎月の通信量が少ないプランの場合は、タブレット利用によって不足しないか確認が必要です。
最初からポケットWi-Fiを契約するより、まず現在のスマートフォンでテザリングを試し、不便を感じてから専用回線を検討するという順番が無駄を抑えやすいでしょう。
まとめ:タウンWiFiだけに頼らずテザリングを併用すると使いやすい
Androidタブレットを屋外で使う場合、タウンWiFiを入れておけば大抵の場所で通信できるわけではありません。タウンWiFiは、あくまで利用可能なフリーWi-Fiがある場所で接続を便利にするサービスです。対応するアクセスポイントがない場所では通信できません。
一方、スマートフォンを持っているなら、テザリングを利用することで追加のポケットWi-Fi契約なしにタブレットをネットへ接続できる場合があります。GoogleもAndroidスマートフォンからタブレットなどへモバイルデータ通信を共有する方法を公式に案内しています。Google Androidヘルプ[参照]
屋外利用が少ないなら「フリーWi-Fi+スマホのテザリング」、毎日長時間使うなら「ポケットWi-FiやSIM対応タブレット」という選び方が現実的です。まず現在のスマートフォンの料金プランでテザリングが使えるかを確認すると、余計な有料サービスを契約せずに済む可能性があります。


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