YouTubeの再生履歴や検索履歴に身に覚えのない動画が表示されたり、自分が登録していないチャンネルが登録されていたりすると、別の端末でYouTubeアカウントが利用されている可能性が気になります。
YouTubeはGoogleアカウントで利用するサービスなので、確認するときはYouTubeアプリだけを見るのではなく、Googleアカウントの「お使いのデバイス」からログインしている端末やセッションを確認するのが基本です。知らないスマートフォン、パソコン、テレビなどが見つかった場合は、遠隔でログアウトさせることもできます。
本当に第三者の不正アクセスが疑われる場合は、知らない端末をログアウトするだけで終わらせず、Googleアカウントのパスワード変更と2段階認証まで行うことが重要です。
YouTubeを使っているデバイスはGoogleアカウントから確認できる
YouTubeへログインしている端末を調べたい場合は、Googleアカウントのデバイス管理を確認します。Google公式によると、ここでは現在Googleアカウントにログインしている端末のほか、過去数週間にログインしていた端末やセッションを確認できます。Google公式ヘルプ[参照]
iPhoneやiPadしか持っていなくても確認できます。SafariやChromeなどのブラウザからGoogleアカウントを開き、[セキュリティ]または[セキュリティとログイン]→[お使いのデバイス]→[すべてのデバイスを管理]と進みます。
- Googleアカウントを開く
- [セキュリティ]または[セキュリティとログイン]を開く
- [お使いのデバイス]を探す
- [すべてのデバイスを管理]を開く
- 表示される端末・セッションを一つずつ確認する
自分が普段使っているiPhone、iPad、テレビなどと照らし合わせ、見覚えのない端末がないか確認します。
同じ機種や複数のセッションが表示されても不正アクセスとは限らない
デバイス一覧に知らない表示があったとしても、それだけで第三者に乗っ取られていると断定することはできません。Googleによると、同じ種類のデバイスについて複数のセッションが表示される場合があり、それらが同一端末から作られたものの場合も、複数端末の場合もあります。
新しい端末でログインした場合だけでなく、パスワードを再入力した場合、新しいブラウザやアプリでログインした場合などにも別セッションが作成されることがあります。Google公式ヘルプ[参照]
また表示される時刻は、必ずしも自分が画面を操作した時刻ではありません。アプリのバックグラウンド同期などによってGoogleと通信した時刻が表示される場合があります。位置情報についても正確な現在地ではなく、近隣地域として表示される場合があります。
知らないデバイスがあったら遠隔でログアウトする
明らかに自分のものではない端末や、自分の端末か判断できないセッションが見つかった場合は、その端末からGoogleアカウントをログアウトさせることができます。
- Googleアカウントの[セキュリティ]を開く
- [お使いのデバイス]→[すべてのデバイスを管理]を開く
- 知らない端末またはセッションを選択する
- [ログアウト]を選択する
Googleも、自分のものか判断できないセッションについてはログアウトすることを案内しています。同じデバイス名で複数セッションがあり、自分のものか判断できない場合は、その名前で表示されているセッションをすべてログアウトする方法があります。Google公式ヘルプ[参照]
例えば「自分が持っているのはiPhoneとiPadと自宅テレビだけなのに、知らないAndroid端末やパソコンのセッションがある」という場合は、特に注意して確認したほうがよいでしょう。
本当に勝手に使われているならパスワードも変更する
知らない端末をログアウトさせても、相手がGoogleアカウントのパスワードを知っていれば再びログインされる可能性があります。そのため、不正アクセスの可能性が高い場合はGoogleアカウントのパスワードを変更します。
Googleも、他人がGoogleアカウントを利用していると思われる場合にはパスワードを直ちに変更するよう案内しています。また同じパスワードを別サービスでも使用している場合、そのサービスのパスワードについても変更を検討する必要があります。Google公式・不正使用されたアカウントを保護する方法[参照]
「端末をログアウトしたから大丈夫」と考えず、実際に知らないアクセスが確認できた場合はパスワードまで変更するのが重要です。新しいパスワードは、ほかのWebサービスで使用していない固有のものにします。
「最近のセキュリティ関連のアクティビティ」も確認する
端末一覧だけでは判断しにくい場合は、Googleアカウントのセキュリティ画面にある「最近のセキュリティ関連のアクティビティ」も確認します。Googleは、不正使用が疑われる場合にこの項目から不審な操作がないか確認するよう案内しています。Google公式[参照]
知らない端末からのログインや、自分が行っていないセキュリティ設定の変更などが表示されていないか確認します。不審なアクティビティが表示された場合は、自分が行った操作ではないことをGoogleへ伝え、画面の案内に従ってアカウントを保護します。
復元用メールアドレスや電話番号なども確認し、知らない情報へ変更されていないか見ておくと安心です。
2段階認証を有効にして再ログインを防ぐ
パスワードを変更したら、Googleアカウントの2段階認証も設定しておくと安全性を高められます。2段階認証ではパスワードだけでなく、本人が持っているスマートフォンなどを利用して本人確認を行います。
そのため、仮に新しいパスワードが第三者へ知られたとしても、パスワードだけで簡単にログインされるリスクを減らせます。Googleもアカウントのセキュリティ対策として2段階認証を推奨しています。Google公式・アカウントの安全性を高める方法[参照]
特にYouTubeだけでなくGmail、Googleフォト、Googleドライブなども同じGoogleアカウントで利用している場合、不正ログインの影響はYouTubeだけに限定されません。早めにGoogleアカウント全体を保護することが大切です。
テレビとスマホの「リンク」も一度解除すると安心
YouTubeではGoogleアカウントへのログインとは別に、スマートフォン・タブレットとテレビを「テレビコード」でリンクする機能があります。そのため、Googleアカウントのデバイス確認とあわせて、YouTube側のテレビとのリンクも整理しておくと安心です。
スマートフォンまたはタブレットのYouTubeアプリでは、プロフィール写真→[設定]→[全般]→[テレビで見る]→[デバイスを削除]から、テレビコードでリンクしたスマートテレビやストリーミング端末とのリンクを削除できます。YouTube公式ヘルプ[参照]
テレビ側から行う場合はYouTubeアプリの[設定]→[リンク済みのデバイス]→[すべてのデバイスをリンク解除]という方法があります。Googleによると、テレビコードでリンクした端末は個別解除ではなく、解除するとリンク済み端末がまとめて削除されます。
再生履歴がおかしいだけでは「乗っ取り」と断定できない
YouTubeの履歴に知らない動画がある場合でも、必ずしもアカウントが第三者に乗っ取られているとは限りません。自宅のテレビで家族が同じアカウントを使っていたり、以前ログインしたテレビにアカウントが残っていたりする可能性もあります。
例えばホテルや友人宅のテレビ、以前所有していたスマートテレビ、ゲーム機、ストリーミング端末などでYouTubeへログインし、そのままになっているケースも考えられます。また家族がテレビでYouTubeを見れば、その視聴内容が同じアカウントの履歴やおすすめへ反映されます。
したがって、再生履歴だけで犯人や使用端末を特定しようとするより、Googleアカウントのデバイス一覧とセキュリティアクティビティを確認するほうが確実です。
不審な利用を見つけたときのおすすめ手順
| 順番 | やること | 目的 |
|---|---|---|
| 1 | Googleアカウントのデバイス一覧を確認 | ログイン中・最近利用した端末やセッションを調べる |
| 2 | 知らない端末をログアウト | その端末からアカウントへのアクセスを切る |
| 3 | 最近のセキュリティ関連のアクティビティを確認 | 知らないログインや設定変更を調べる |
| 4 | Googleアカウントのパスワードを変更 | 第三者の再ログインを防ぐ |
| 5 | 復元用電話番号・メールを確認 | アカウント情報が書き換えられていないか確認 |
| 6 | 2段階認証を有効化 | パスワード流出時の不正ログインを防ぎやすくする |
| 7 | 必要ならテレビとのリンクを解除 | 過去にリンクしたテレビ・端末を整理する |
本当に第三者がアクセスしている疑いがある場合は、原因を完全に特定してから対処しようと待つ必要はありません。まずアカウントを保護し、その後に端末や履歴を整理するほうが安全です。
まとめ:YouTubeの不審な利用はGoogleアカウントのデバイス一覧から確認する
YouTubeを誰かに勝手に使われている可能性がある場合は、YouTubeアプリの履歴だけではなく、Googleアカウント→セキュリティ→お使いのデバイス→すべてのデバイスを管理から確認するのが基本です。ここでは現在または最近Googleアカウントを利用したデバイスやセッションを確認できます。
知らない端末や判断できないセッションが見つかった場合はログアウトさせます。本当に不正利用の可能性があるなら、それだけで終わらせずGoogleアカウントのパスワードを変更し、最近のセキュリティ関連のアクティビティと復元用情報も確認してください。
さらに2段階認証を設定し、必要ならYouTubeの[テレビで見る]からリンク済みテレビも解除します。テレビ・iPhone・iPadなど複数端末で同じYouTubeアカウントを利用すること自体は問題ありませんが、定期的にGoogleアカウントのデバイス一覧を確認しておくと、身に覚えのないアクセスへ早く気づきやすくなります。


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