DJI Mavic 3 Enterpriseのサーマルカメラで撮影した画像が白黒で保存されてしまい、以前使用していたMavic 2 Enterpriseとの違いに戸惑う方は少なくありません。Mavic 3 Enterpriseでは、サーマル画像の表示方法やカラーパレット設定によって見え方が変わるため、設定を確認することで目的に合ったカラー表示で利用できます。
サーマルカメラは温度差を可視化するためのもので、通常のカメラのようなカラー写真とは仕組みが異なります。撮影時の表示設定、保存形式、解析ソフト側の設定によって白黒表示になる場合があります。
DJI Mavic 3 Enterpriseのサーマル画像が白黒になる理由
DJI Mavic 3 Enterpriseのサーマルカメラでは、温度情報を取得した画像をさまざまな方法で表示できます。初期設定ではグレースケール(白黒)のような表示になっている場合があり、故障ではありません。
サーマル画像の白黒表示は、温度の高い部分と低い部分の差を確認しやすいというメリットがあります。例えば設備点検では、異常発熱している箇所を見つけるためにグレースケール表示を利用するケースもあります。
一方で、温度分布を直感的に確認したい場合は、レインボーやアイアンレッドなどのカラーパレットへ変更すると、温度差を色で判断しやすくなります。
DJI Mavic 3 Enterpriseのカラーパレットを変更する方法
Mavic 3 Enterpriseで飛行中のサーマル映像をカラー表示に変更する場合は、DJI Pilot 2アプリ内のサーマルカメラ設定を確認します。
一般的な変更手順は以下の流れです。
- DJI Pilot 2を起動する
- サーマルカメラ映像を表示する
- サーマルカメラ設定メニューを開く
- 「パレット」または「カラーパレット」の項目を選択する
- 「ホワイトホット」以外のカラー表示を選択する
設定後はライブ映像のサーマル表示が変更されます。使用目的に合わせて「アイアンレッド」「ホットアイアン」「レインボー」などを試すと、温度差を確認しやすい表示を選択できます。
撮影したサーマル画像を最初からカラー画像として保存するには
サーマル画像が撮影後に白黒で保存される場合は、表示設定だけではなく保存設定も確認する必要があります。サーマルカメラでは、表示用のカラー画像と温度情報を持った元データが別々に扱われることがあります。
特に点検業務などで利用する場合は、単純なカラー画像ではなく温度情報を含むR-JPEG形式などで保存することが推奨されます。カラー表示は後から解析ソフトで変更できるため、元の温度データを残しておくことが重要です。
例えば太陽光パネル点検では、撮影時に見やすいカラー表示を利用しながら、解析時には温度情報付き画像を使用して異常箇所を確認するという使い方が一般的です。
DJI Pilot 2で確認したいサーマルカメラ設定
Mavic 3 Enterpriseのサーマル表示が希望通りにならない場合は、以下の設定を確認すると改善する可能性があります。
| 確認項目 | 内容 |
|---|---|
| カラーパレット | 白黒表示からカラー表示へ変更 |
| サーマル表示モード | 表示方法や温度表示設定を確認 |
| 画像保存形式 | 温度情報を保持できる形式を選択 |
| 機体・アプリの更新 | 最新ファームウェアやアプリへ更新 |
また、Mavic 3 Enterpriseは業務用途向けの機体であるため、一般的なカメラのように「撮影した画像=見たままのカラー画像」とは限りません。取得した温度情報をどのように表示するかという考え方が重要になります。
Mavic 2 EnterpriseとMavic 3 Enterpriseで表示が違う理由
Mavic 2 EnterpriseからMavic 3 Enterpriseへ移行した場合、同じサーマルカメラでも初期設定やアプリの表示方法が異なるため、以前と違う印象になることがあります。
以前の機体ではカラー表示が標準だった場合でも、新しい機体ではグレースケール表示が初期状態になっている可能性があります。そのため、「性能が落ちた」「故障した」というわけではありません。
例えば、建物調査では白黒表示で温度差を細かく確認し、外壁や設備の異常箇所を探す場合があります。一方、報告書作成ではカラー表示に変更して視認性を高めるなど、用途によって表示を使い分けます。
カラー表示に変更できない場合の確認ポイント
設定を変更してもカラー表示にならない場合は、DJI Pilot 2のバージョン、機体ファームウェア、カメラ設定を確認してください。アプリや機体のアップデートによって設定項目の場所や名称が変わる場合があります。
また、撮影済みの画像については、保存されたデータ形式によって変更できる範囲が異なります。単純な画像ファイルとして保存されたものは後から温度情報を利用した変更ができない場合があります。
重要な業務撮影では、撮影前にサンプル撮影を行い、表示・保存形式が目的に合っているか確認してから本番撮影を行うと安心です。
まとめ:Mavic 3 Enterpriseのサーマル画像は設定変更でカラー表示できる
DJI Mavic 3 Enterpriseのサーマル画像が白黒になる場合、多くは故障ではなく表示設定やカラーパレット設定によるものです。DJI Pilot 2のサーマルカメラ設定からカラーパレットを変更することで、温度分布をカラーで確認できます。
ただし、サーマル撮影では見た目の色だけでなく、温度情報を正しく保存することが重要です。業務利用では、カラー表示だけを目的にするのではなく、温度データを保持した形式で撮影しておくことで、後から詳細な解析が可能になります。
Mavic 2 Enterpriseと表示が違っていても、Mavic 3 Enterpriseの仕様や設定による可能性が高いため、まずはカラーパレット、保存形式、アプリ設定を順番に確認すると解決しやすくなります。


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