モバイルバッテリーを久しぶりに取り出した際に、ケースの一部が浮いていたり、隙間ができていたりすると不安になるものです。特にリチウムイオン電池は経年劣化によって膨張することがあり、放置すると発熱や発火につながる可能性もあります。この記事では、ケースの隙間が生じたモバイルバッテリーの見分け方や安全な対処法を解説します。
ケースの隙間は膨張の初期症状かもしれない
モバイルバッテリーのケースが完全に閉まらなくなった場合、内部のリチウムイオン電池が膨張している可能性があります。
膨張は突然大きくなるわけではなく、最初はケースのツメが外れる、わずかな隙間ができるといった小さな変化から始まることがあります。
「1mm程度だから大丈夫」とは断定できず、経過観察が重要です。
単なるケース破損との違い
カバンの中で圧迫されたり落下したりした場合、ケースの固定ツメだけが外れることもあります。
この場合は本体全体の形状に変化がなく、軽く押すと元の位置に戻ることがあります。一方で膨張が原因の場合は、押しても閉まらなかったり、本体の中央部分がわずかに盛り上がって見えたりします。
机の上に置いたときにガタつく、横から見ると中央が膨らんでいる場合は注意が必要です。
発熱がなくても安心とは言えない理由
リチウムイオン電池の膨張は、必ずしも発熱を伴うわけではありません。
実際には、長期間使用していないモバイルバッテリーでも内部の化学反応によってガスが発生し、徐々に膨らむケースがあります。
購入から3年以上経過している製品では、使用頻度が低くても経年劣化が進んでいることがあります。
安全のために確認したいポイント
以下の項目に当てはまる場合は、使用を中止して処分を検討した方が安全です。
| 確認項目 | 注意度 |
|---|---|
| ケースが閉まらない | 高 |
| 本体が膨らんで見える | 高 |
| 充電中に異常発熱する | 非常に高 |
| 異臭がする | 非常に高 |
| 液漏れがある | 非常に高 |
特に異臭や発熱がある場合は、充電や使用を直ちに停止してください。
処分する場合の注意点
モバイルバッテリーは一般ごみとして処分できない自治体が多くあります。
家電量販店や自治体の小型充電式電池回収ボックス、リサイクル協力店などの案内を確認しましょう。
膨張している可能性がある場合は、金属製の容器や不燃性の場所で保管し、可燃物の近くに置かないことも大切です。
まとめ
モバイルバッテリーのケースに1mm程度の隙間ができただけでは、膨張か単なるケース破損かを断定することはできません。しかし、リチウムイオン電池の膨張は小さな隙間から始まることもあり、購入から数年経過している製品では特に注意が必要です。押しても閉まらない、形状が変わっている、発熱や異臭がある場合は使用を中止し、安全な方法で処分を検討することをおすすめします。

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