ゲームやベンチマークソフトなどでPCに高い負荷をかけた際、突然画面がブラックアウトするのに音声は聞こえ続けるという症状が発生することがあります。この現象はグラフィックボード(GPU)や電源ユニット(PSU)が原因であるケースが多く、適切な切り分けが重要です。本記事では、ブラックアウト時に考えられる原因と見分け方について解説します。
ブラックアウトするのに音声が聞こえる場合の特徴
PC全体が停止するのではなく、映像出力だけが失われている状態では、音声や一部の処理が継続することがあります。
例えばゲーム中に画面だけが真っ黒になり、ゲーム音やボイスチャットは聞こえる場合、GPUや映像出力周辺のトラブルが疑われます。
PCの電源が完全に落ちていない場合は、グラフィック関連の問題である可能性が高まります。
グラフィックボードが原因の場合の症状
GPUに問題がある場合、特定の症状が現れやすくなります。
| 症状 | GPU故障の可能性 |
|---|---|
| 高負荷時のみブラックアウト | 高い |
| ドライバーエラーが記録される | 高い |
| 映像だけ消える | 高い |
| ファンが異常回転する | 中程度 |
また、GPU温度が高すぎる場合や、VRAMの不具合でも同様の症状が発生することがあります。
電源ユニットが原因の場合の症状
電源ユニットの出力不足や経年劣化もブラックアウトの原因になります。
特に高性能GPUを搭載したPCでは、ゲーム開始直後や負荷が急上昇したタイミングで電力不足が発生することがあります。
- 突然再起動する
- 画面が消えた後にPCごと停止する
- 高負荷時のみ発生する
- 長時間使用後に症状が出る
電源ユニットの容量不足や品質の問題も確認しておきたいポイントです。
原因を切り分ける方法
原因を特定するためには、CPU負荷とGPU負荷を分けてテストすると効果的です。
例えば、CPUのみを高負荷にするストレステストで問題が発生せず、GPUベンチマークでのみブラックアウトする場合はGPU側の可能性が高まります。
逆に、GPU負荷が低くても電源容量ギリギリの構成で症状が出る場合は、電源ユニットを疑う価値があります。
イベントビューアーでエラー履歴を確認することも有効です。
確認しておきたいポイント
トラブルシューティングの際は、以下も確認しましょう。
- GPUドライバーの更新または再インストール
- GPU温度の監視
- 補助電源ケーブルの接続確認
- 別の映像ケーブルで試す
- 別の電源ユニットで検証する
特に数年以上使用した電源ユニットは劣化によって定格出力を維持できなくなることがあります。
まとめ
高負荷時に画面だけがブラックアウトして音声が残る場合は、グラフィックボードやGPUドライバー、映像出力系統の問題であることが多いです。一方で、電源ユニットの出力不足や経年劣化でも類似症状が発生します。
CPU負荷テストとGPU負荷テストを分けて実施し、イベントビューアーや温度監視ソフトも活用することで原因を絞り込みやすくなります。部品交換前に十分な切り分けを行うことが、無駄な出費を防ぐポイントです。


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