NTTドコモのhome 5Gに楽天モバイルのSIMを挿して利用している人の中には、「通信速度が思ったより出ない」「夕方になると不安定になる」といった悩みを抱えているケースがあります。また、SHARP製のhome 5GからZTE製のホームルーターへ変更すれば速度が改善するのではないかと考える人もいるでしょう。実際には本体サイズだけで速度が決まるわけではなく、対応周波数やアンテナ性能、利用環境など複数の要素が影響します。
ホームルーターの速度は本体サイズだけでは決まらない
ホームルーターを見ると、ZTE製の大型モデルのほうが高性能に見えるかもしれません。しかし通信速度は本体の大きさではなく、搭載されている通信モデムやアンテナ構成、対応バンドによって左右されます。
そのため、SHARP製からZTE製へ変更しただけで必ず速度が向上するとは限りません。
特に楽天モバイルのSIMを利用する場合は、楽天回線の周波数との相性が重要になります。
楽天モバイルSIM利用時に重要なのは対応バンド
楽天モバイルの主要な4G回線はBand 3が中心です。また、一部エリアでは5Gも利用されています。
ホームルーター側が楽天モバイルの利用する周波数帯を効率よく受信できるかによって、通信速度や安定性が変わります。
例えば同じ場所で利用しても、端末ごとのアンテナ設計や電波のつかみ方の違いにより、速度が数十Mbps変わるケースもあります。
| 影響する要素 | 速度への影響 |
|---|---|
| 対応バンド | 非常に大きい |
| アンテナ性能 | 大きい |
| 基地局との距離 | 非常に大きい |
| 本体サイズ | 限定的 |
| 設置場所 | 非常に大きい |
夕方にフリーズや速度低下が起きる原因
夕方から夜間にかけて速度が低下したり、通信が不安定になる場合は、端末性能だけでなく回線の混雑も考えられます。
住宅地では18時から23時頃に利用者が増えるため、基地局の負荷が高くなり速度低下が発生することがあります。
また、楽天モバイルSIMを本来想定されていないホームルーターで利用している場合、相性問題やファームウェアの最適化不足による不安定動作が発生するケースもあります。
ZTE製home 5Gへ変更すると改善する可能性はある?
ZTE製ホームルーターは一般的にアンテナ性能やWi-Fi性能が高く評価されることがあります。
そのため、設置環境によっては速度向上や安定性改善が期待できる場合があります。
ただし、現在40Mbps程度出ているのであれば、ボトルネックが端末ではなく電波環境や基地局混雑である可能性もあります。
端末を買い替えても速度がほとんど変わらないケースもあるため、購入前に原因を切り分けることが重要です。
まず試したい速度改善方法
端末を買い替える前に、設置環境を見直すことで改善することがあります。
- 窓際へ移動する
- 高い位置へ設置する
- 電子レンジや家電から離す
- 再起動を試す
- 通信バンドを確認する
例えば同じ部屋でも、窓際へ移動しただけで受信レベルが改善し、通信速度が2倍近く向上するケースもあります。
また、スマートフォンで楽天モバイル回線の速度測定を行い、ホームルーターとの差を確認すると原因の切り分けがしやすくなります。
楽天モバイル向けにホームルーターを選ぶ際のポイント
楽天モバイルSIMを利用する前提であれば、対応バンドや実際の利用実績を確認することが重要です。
レビューサイトや利用者の口コミを確認し、楽天回線で安定して利用できている報告が多い機種を選ぶと失敗しにくくなります。
また、5G対応エリア内であれば、5G通信に対応したルーターのほうが将来的な速度向上も期待できます。
まとめ
SHARP製home 5GからZTE製ホームルーターへ変更すると改善する可能性はありますが、本体が大きいから速度が出るというわけではありません。
通信速度や安定性に最も影響するのは、楽天モバイル回線との対応バンド、アンテナ性能、設置環境、基地局の混雑状況です。
まずは設置場所や電波状況を確認し、それでも改善しない場合に対応バンドや利用実績を考慮してルーターの買い替えを検討するのがおすすめです。


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