レコードの音源をPCへ取り込んでサンプリングに使用したい場合、USB接続対応のレコードプレーヤーを選ぶことで、オーディオインターフェースなどを別途用意せずに簡単にデジタル化できます。ただし、レコードプレーヤーには再生専用モデルや録音向きのモデルがあり、用途によって選ぶべき機種が変わります。
この記事では、PCへの音源取り込みやサンプリングを目的とした場合に確認したいポイントや、コストを抑えながら使いやすいUSB対応レコードプレーヤーの選び方について詳しく紹介します。
PCに音源を取り込むならUSB対応レコードプレーヤーがおすすめな理由
通常のレコードプレーヤーで音源をPCへ取り込む場合、フォノイコライザーやオーディオインターフェースなどの機材が必要になります。しかしUSB接続対応モデルなら、レコードプレーヤーとPCをUSBケーブルで接続するだけで録音環境を作れます。
特にサンプリング目的の場合は、複雑な機材を揃えるよりも、手軽に取り込めるUSB対応モデルの方が作業効率が高くなります。
例えば、昔購入したレコードからドラム音やボーカルフレーズを取り込みたい場合でも、USB対応プレーヤーなら録音ソフトを使ってすぐにデータ化できます。
USBレコードプレーヤーを選ぶ時に確認したいポイント
サンプリング用として使用する場合、最も重要なのはUSB出力に対応していることです。USB端子があっても充電用の場合があるため、PC接続による録音に対応しているか確認しましょう。
また、内蔵フォノイコライザーの有無も重要です。フォノイコライザー搭載モデルなら、PCへ直接接続できるため初心者でも扱いやすくなります。
さらに音質を重視する場合は、カートリッジの種類や針の交換対応も確認するとよいでしょう。サンプリングでは細かな音の質感が重要になるため、安価すぎるモデルでは満足できない場合があります。
サンプリング用途におすすめのUSB対応レコードプレーヤー
Audio-Technica AT-LP60XUSB
初めてPCへレコード音源を取り込みたい人に人気の定番モデルです。USB出力に対応しており、専用ソフトを利用して簡単に録音できます。
価格を抑えながらフルオート再生にも対応しているため、レコード操作に慣れていない人でも扱いやすい点が特徴です。
ION Audio Air LP
USB接続に対応したエントリー向けレコードプレーヤーで、Bluetooth再生にも対応しています。音源取り込みだけでなく、普段のレコード鑑賞にも使いたい場合に向いています。
比較的リーズナブルな価格帯で購入できるため、サンプリングを始めるための入門機として選ばれることがあります。
Audio-Technica AT-LP120XUSB
少し予算を上げられる場合におすすめのモデルです。ダイレクトドライブ方式を採用しており、DJ用途や細かな操作にも対応できます。
交換可能なカートリッジを使用できるため、将来的に音質を向上させたい場合にも適しています。
安価なモデルでもサンプリングには十分使えるのか
サンプリング用途だけであれば、高級なレコードプレーヤーを購入しなくても十分に楽しめます。特にローファイ系の音作りや古いレコードの質感を活かしたい場合は、エントリーモデルの音も魅力になります。
一方で、クリアな音質で取り込みたい場合や、細かい編集を前提にする場合は、ある程度品質の高い針やカートリッジを搭載できるモデルがおすすめです。
例えば、ヒップホップやビートメイク用にレコードの一部分を切り出す場合は、多少のノイズも味として利用できますが、楽器録音の素材として使う場合は音質へのこだわりが必要になります。
PCへ取り込む時に必要なソフトと基本的な流れ
USB対応レコードプレーヤーをPCへ接続した後は、録音ソフトを使って音源を保存します。無料ソフトではAudacityなどが利用されることが多く、録音後に不要部分のカットや音量調整も可能です。
基本的な流れは、レコードを再生する、録音ソフトで入力デバイスをUSBレコードプレーヤーに設定する、録音開始するという手順になります。
取り込んだ音源はWAV形式など高音質な形式で保存しておくと、後からDAWで加工する際にも扱いやすくなります。
まとめ|PCサンプリング目的ならUSB対応モデルから選ぶのがおすすめ
PCへレコード音源を取り込んでサンプリングしたい場合は、USB出力対応かつフォノイコライザー内蔵のレコードプレーヤーを選ぶと簡単に環境を作れます。
安価に始めたい場合はAudio-Technica AT-LP60XUSBのような入門モデルでも十分活用できます。音質や操作性にもこだわりたい場合は、上位モデルを選ぶことで長く使える機材になります。
自分のサンプリングスタイルや予算に合わせて、必要以上に高価な機材を揃えるのではなく、まずはUSB対応レコードプレーヤーでレコード音源をデジタル化するところから始めるとよいでしょう。


コメント