CANON G3660のようなインクタンク式プリンターでは、互換インクを使用した後に純正インクへ戻したいと考える方も少なくありません。互換インクで写真の色味が変わったり、鮮やかさが失われたりする場合、単純にインクを入れ替えるだけでは以前の色に戻らないことがあります。この記事では、互換インクから純正インクへ変更する際の考え方や、できるだけきれいな印刷状態へ戻すための方法について解説します。
CANON G3660で互換インク使用後に色が変わる理由
互換インクは純正インクと同じ色を再現するよう作られていますが、メーカーごとに染料や顔料の配合、発色特性が異なります。そのため、同じプリンターでも純正インクとは違った色合いになることがあります。
特に写真印刷では、黒の濃さや赤・青などの発色の違いが目立ちやすく、純正インクで印刷した写真と比べると「ぼやける」「色が薄い」「古い写真のように見える」と感じる場合があります。
例えば、人物写真では肌色がくすんで見えたり、風景写真では空や緑の鮮やかさが不足して見えたりすることがあります。これはプリンターの故障ではなく、インクの特性による違いである可能性があります。
プリンター内部の互換インクを完全に抜くことはできるのか
CANON G3660のインクタンクからインクを物理的に抜き取ることは可能ですが、一般的にはおすすめされていません。
タンク式プリンターでは、タンクだけでなく内部のインク経路やチューブ、プリントヘッド内部にもインクが残ります。そのため、タンクのインクを抜いて純正インクを入れても、すぐに完全な純正状態になるわけではありません。
例えば、互換インクを抜いた後に純正インクを入れても、しばらくは内部に残った互換インクと混ざった状態で印刷される可能性があります。
互換インクから純正インクへ戻す一般的な方法
純正インクへ戻したい場合は、以下のような手順が現実的です。
- 現在入っている互換インクを使用中止する
- インクタンクに純正インクを補充する
- 通常印刷を数回行い、内部のインクを徐々に入れ替える
- 必要に応じてノズルチェックを確認する
大量のクリーニングを繰り返す方法は、インク消費量が多くなるだけでなく、プリントヘッドへの負担になる場合があります。そのため、必要以上のクリーニングは避けたほうが安全です。
写真印刷を重視する場合は、純正インクを入れた状態で数枚から数十枚程度印刷し、色味が安定するか確認するとよいでしょう。
インクを抜きたい場合に注意すること
どうしてもインクを抜いて交換したい場合、タンクからスポイトなどで吸い出す方法を考える方もいます。しかし、この方法はインク漏れやタンク内部への異物混入のリスクがあります。
また、インクタンクやプリンター内部を傷つけると、メーカー保証や修理対応に影響する可能性もあります。
特にCANON G3660は大容量インクを使う設計のため、頻繁な入れ替えよりも、純正インクを追加して徐々に置き換える方法のほうがトラブルが少ない傾向があります。
純正インクに戻した後に色を改善するポイント
純正インクへ変更した後でも、以前の互換インクの影響で色がおかしい場合は、印刷設定も確認しましょう。
確認するポイントは以下です。
- 用紙設定が写真用紙になっているか
- 印刷品質が標準以上になっているか
- 色補正設定が適切になっているか
- ノズルチェックで欠けがないか
例えば、普通紙設定のまま写真用紙へ印刷すると、純正インクでも本来の発色にならないことがあります。用紙種類の設定は写真品質に大きく影響します。
まとめ
CANON G3660で互換インクから純正インクへ戻す場合、タンクから完全にインクを抜く方法はありますが、内部経路まで完全に交換することは難しく、トラブルの原因になる可能性があります。
安全に戻すなら、純正インクを補充して通常印刷を行いながら徐々に入れ替える方法がおすすめです。
写真の色味を重視する場合は、純正インクだけでなく用紙設定や印刷品質設定も確認することで、本来の鮮やかな発色に近づけることができます。


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