Canonの一眼レフ用EFレンズを、ミラーレスカメラのEOS Rシリーズで使いたいと考える人は多くいます。特に望遠撮影では、エクステンダーEF1.4X IIIを組み合わせて焦点距離を伸ばしたい場合もあります。
この記事では、EFレンズ・エクステンダーEF1.4X III・マウントアダプターEF-EOS Rを組み合わせてEOS Rシリーズで使用できるのか、対応状況や機能制限、注意すべきポイントについて詳しく解説します。
EFレンズはEF-EOS Rを使えばEOS Rシリーズで使用できる
Canon EOS RシリーズはRFマウントを採用していますが、純正マウントアダプターのEF-EOS Rを使用することで、一眼レフ用のEFレンズやEF-Sレンズを装着できます。
EF-EOS Rは単なるサイズ変換アダプターではなく、レンズとカメラ間の電子通信にも対応しています。そのため、対応しているEFレンズであればオートフォーカスや絞り制御、手ブレ補正などの機能を利用できます。
例えばEOS R5やEOS R6などのカメラにEF70-200mm F2.8L IS III USMなどのEFレンズを装着すると、一眼レフ時代と同じような感覚で高性能な撮影が可能です。
エクステンダーEF1.4X IIIとEF-EOS Rの組み合わせは使用できるのか
結論として、EFエクステンダーEF1.4X IIIはEF-EOS Rを介してEOS Rシリーズで使用できます。ただし、装着する順番には注意が必要です。
基本的な接続順は「EOS Rシリーズ本体 → EF-EOS R → EFレンズ → エクステンダーEF1.4X III」ではなく、「EOS Rシリーズ本体 → EF-EOS R → エクステンダー対応EFレンズ → EF1.4X III」という形になります。
エクステンダーは対応するレンズの後ろ側に装着する専用アクセサリーのため、すべてのEFレンズで利用できるわけではありません。EF1.4X III対応レンズであることを事前に確認する必要があります。
使用時に発生する主な機能制限
EF-EOS Rを使用した場合、基本的にはEFレンズの多くの機能を利用できますが、エクステンダーを組み合わせることで一部制限が発生する場合があります。
オートフォーカス速度や精度への影響
エクステンダーEF1.4X IIIを装着すると焦点距離が1.4倍になるだけでなく、レンズに入る光量が約1段分低下します。そのため、暗い場所ではオートフォーカス速度が低下したり、ピント合わせが難しくなる場合があります。
例えば、EF400mm F2.8L IS III USMにEF1.4X IIIを装着すると560mm相当になりますが、スポーツや野鳥撮影では明るさやAF性能の変化を考慮する必要があります。
連写性能やAFエリアの制限
カメラ本体やレンズの組み合わせによっては、高速連写時の性能や利用できるAF方式に違いが出る場合があります。
特に古いEFレンズやエクステンダーとの組み合わせでは、最新のRFレンズほどEOS Rシリーズの性能を最大限に引き出せない場合があります。
EFエクステンダーEF1.4X IIIを使う場合の注意点
EF1.4X IIIは高性能なテレコンバーターですが、装着すると画質にも多少の影響があります。レンズ本来の解像感は若干低下する可能性がありますが、対応レンズとの組み合わせでは十分実用的な画質を得られます。
例えば野鳥撮影や航空機撮影では、少しの画質低下よりも焦点距離を伸ばせるメリットが大きいため、エクステンダーを活用する撮影者も多くいます。
一方で、標準ズームレンズなどエクステンダー非対応のレンズに無理に装着することはできません。故障の原因になるため、必ずCanon公式の対応レンズ一覧を確認することが重要です。
EOS RシリーズでEFレンズを活用するメリット
EF-EOS Rを使えば、すでに所有しているEFレンズ資産を無駄にせずEOS Rシリーズへ移行できます。
特にLレンズなど高性能なEFレンズは、EOS Rシリーズでも高い描写性能を発揮します。新しいRFレンズへすべて買い替える必要がなく、段階的にシステムを移行できる点が大きなメリットです。
例えば、以前使用していたEF100-400mm F4.5-5.6L IS II USMをEOS Rシリーズで使用し、必要に応じてEF1.4X IIIを追加することで、野鳥やスポーツ撮影の幅を広げることができます。
まとめ:EF1.4X IIIとEF-EOS RでEFレンズをEOS Rシリーズでも活用できる
CanonのEFレンズは、純正マウントアダプターEF-EOS Rを使用することでEOS Rシリーズでも利用できます。さらに対応するEFレンズであれば、エクステンダーEF1.4X IIIを組み合わせた撮影も可能です。
ただし、エクステンダー使用時は焦点距離が伸びる代わりに光量低下やAF性能への影響が発生するため、撮影用途に合わせた判断が必要です。
現在所有しているEFレンズを活かしながらEOS Rシリーズへ移行したい場合は、対応状況を確認した上でEF-EOS Rとエクステンダーを活用すると、幅広い撮影を楽しめます。


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