レコードプレーヤーのカートリッジ交換では、カートリッジ本体だけでなくヘッドシェルへ固定するためのビス選びも重要です。特にTechnics純正ヘッドシェルTPBGA003のように固定用ビスが付属していない場合は、適切なサイズや長さを自分で選ぶ必要があります。
JICO J44Dのようなカートリッジを取り付ける場合、ビスの太さや長さが合っていないと、しっかり固定できなかったり、取り付け後の調整に影響したりすることがあります。この記事では、ヘッドシェル用ビスの選び方や注意点について詳しく解説します。
カートリッジ固定用ビスの一般的なサイズ
レコードカートリッジをヘッドシェルへ取り付ける際に使用されるビスは、一般的にM2.5サイズが多く使われています。
JICO J44Dを含む多くのMM型カートリッジでは、取り付け穴の規格がインチまたはメートル規格に対応しており、M2.5のビスが適合するケースが一般的です。
M2.6サイズも一部のカートリッジや海外製ヘッドシェルで使用されることがありますが、日本国内で販売されているTechnics系のヘッドシェルではM2.5が選ばれることが多いです。
Technics TPBGA003におすすめされるビスの長さ
ビスの長さは、使用するスペーサーやワッシャーの有無によって変わりますが、一般的には8mmから10mm程度が使いやすい長さです。
例えば、標準的な厚みのJICO J44DをTechnics純正ヘッドシェルへ取り付ける場合、M2.5×8mmまたはM2.5×10mmのビスを選ぶケースが多くあります。
10mmでは少し長めになるため、ナット側から余裕を持って固定できます。もしビスが余る場合は、付属のナットやスペーサーで調整できます。
12mmの長いビスを使用する場合の注意点
M2.5×12mmのような長いビスも使用できますが、すべての環境で適しているわけではありません。
ビスが長すぎる場合、カートリッジ本体の内部やシェル側に干渉する可能性があります。また、余ったビス部分が目立つことで見た目が悪くなる場合もあります。
例えば、薄型のスペーサーを使う場合は8mm程度で十分なことが多く、厚めのスペーサーや高さ調整をする場合に10mm以上を検討するとよいでしょう。
ビス選びで確認したいポイント
カートリッジ固定用ビスを購入する際は、以下の点を確認すると失敗しにくくなります。
| 確認項目 | 目安 |
|---|---|
| ビス径 | M2.5が一般的 |
| 長さ | 8mm〜10mm程度がおすすめ |
| 材質 | ステンレスや真鍮製が一般的 |
| 必要部品 | ナット・ワッシャーも用意 |
また、ビスを締め付ける際は強く締めすぎないことも大切です。カートリッジ本体は樹脂部分が使われていることがあり、過度な力をかけると破損する可能性があります。
取り付け後は針圧調整やオーバーハング調整を行うため、最初から完全固定せず、位置調整できる程度に締めてから最終調整すると作業しやすくなります。
JICO J44D取り付け時におすすめの組み合わせ
Technics TPBGA003とJICO J44Dの組み合わせでは、まずは「M2.5×8mm」または「M2.5×10mm」のビスセットを用意すると対応しやすいでしょう。
一般的な取り付けでは8mmで足りることが多く、ワッシャーやスペーサーを追加する場合は10mmを選ぶと調整幅があります。
購入時は「カートリッジ取り付け用 M2.5ビスセット」などの名称で販売されているものを選ぶと、ナットやワッシャーがセットになっているため便利です。
まとめ:TPBGA003とJICO J44DにはM2.5×8〜10mmが基本
Technics純正ヘッドシェルTPBGA003へJICO J44Dを取り付ける場合、一般的にはM2.5サイズのビスが適しています。
長さはM2.5×8mmを基本に、ワッシャーやスペーサーを使用する場合はM2.5×10mmを選ぶと扱いやすくなります。12mmは必要な場合のみ使用し、長すぎによる干渉には注意しましょう。
カートリッジの固定は音質や調整にも関わる重要な部分です。適切なビスを選び、無理な締め付けを避けながら丁寧に取り付けることで、JICO J44Dの性能を十分に引き出すことができます。


コメント