Valorantをプレイ中に画面だけが完全に固まり、音は聞こえるものの操作不能になる症状は、ゲームを快適に楽しみたい人にとって非常に困るトラブルです。特にRyzenやRadeonなどAMD製パーツを組み合わせたPCでは、ドライバーや設定の相性によって発生するケースがあります。
この記事では、Valorantでフリーズが発生する主な原因や、ドライバー更新済みでも改善しない場合に確認したいポイント、安定動作させるための具体的な対策について解説します。
Valorantで画面フリーズする症状の特徴
Valorantで発生するフリーズにはいくつか種類があります。今回のように「画面は止まるが音は聞こえる」「Caps Lockのランプは反応する」「マウスやキーボード操作が効かない」という症状は、PC全体が完全に電源停止しているわけではなく、グラフィック処理やシステムの一部が停止している可能性があります。
特にゲーム中だけ発生し、通常利用や動画視聴では問題がない場合、GPUドライバー、グラフィック設定、オーバークロック、メモリ設定などが原因になることがあります。
例えば、Windowsの操作は正常なのにValorantを起動して数分後だけ固まる場合は、ゲーム側のアンチチートシステムやGPU負荷による問題も疑う必要があります。
AMD環境で確認したいRadeonドライバー設定
Radeon GPUを使用している場合、最新ドライバーが必ずしもすべての環境で安定するとは限りません。特定のゲームでは新しいドライバーによって不具合が発生することもあります。
DDUを使用してドライバーを削除している場合でも、AMD Software: Adrenalin Editionの設定が原因になることがあります。
以下のような機能を一度オフにして動作確認することがおすすめです。
- Radeon Anti-Lag
- Radeon Enhanced Sync
- Radeon Chill
- オーバーレイ機能
- GPUチューニング設定
特に自動OCや電圧変更をしている場合は、一度すべて標準設定へ戻して確認してください。
BIOS設定で確認したいポイント
Ryzen 9000シリーズなど新しいCPU環境では、BIOS設定による安定性も重要になります。特にメモリ設定やCPUの省電力機能がゲームのフリーズにつながる場合があります。
まず確認したいのは、メモリのEXPO設定です。高性能メモリを使用するためにEXPOを有効化している場合、システムが完全に安定しているとは限りません。
一度EXPOを無効化し、標準クロックでValorantを起動して改善するか確認すると、原因の切り分けができます。
また、マザーボードのBIOSが古い場合は、Ryzen 9000シリーズ対応の最新安定版へ更新することで改善するケースもあります。
Valorant特有のVanguard関連トラブルを確認する
ValorantはRiot Vanguardというアンチチートシステムを使用しています。このシステムはWindowsの深い部分で動作するため、他のゲームよりも環境による影響を受けやすい特徴があります。
Vanguardが正常に動作していない場合、ゲーム起動後にフリーズやクラッシュが発生することがあります。
以下の対策を試す価値があります。
- Riot Vanguardをアンインストールして再インストールする
- Valorantを管理者権限で起動する
- Windowsの高速スタートアップを無効化する
- 不要な常駐ソフトを終了する
例えば、RGB制御ソフト、マザーボード管理ソフト、オーバーレイ系アプリなどがゲームと干渉することがあります。
Windows 10環境で確認したいこと
Windows 10 22H2を利用している場合、Windows Updateの状態や各種ドライバーとの組み合わせも確認が必要です。
特にグラフィックドライバー、チップセットドライバー、Windows更新プログラムが古い場合、最新ハードウェアとの相性問題が発生することがあります。
AMD環境ではGPUドライバーだけでなく、AMD公式のチップセットドライバーも最新版へ更新することが重要です。
メモリや電源関連の安定性もチェックする
ゲーム中のフリーズは、GPUやドライバーだけでなくメモリや電源が原因の場合もあります。
メモリ32GB搭載環境でも、設定や相性によってエラーが発生することがあります。Windows標準のメモリ診断やMemTest系ツールを利用して確認すると原因発見につながります。
また、高性能GPUを搭載している場合は電源容量や品質も重要です。瞬間的な電力変化に対応できない電源では、ゲーム中だけ突然フリーズすることがあります。
改善するための確認手順
原因を効率よく特定するには、一度に複数の設定を変更するのではなく、ひとつずつ確認することが大切です。
- Radeon設定を初期状態へ戻す
- EXPOを無効化する
- ValorantとVanguardを再インストールする
- AMDチップセットドライバーを更新する
- BIOSを安定版へ更新する
- メモリや電源の安定性を確認する
例えば、EXPOを無効にしてフリーズが消える場合はメモリ設定が原因だった可能性が高く、ドライバーを変更して改善する場合はGPU側の問題だった可能性があります。
まとめ
Valorantが数分後にフリーズし、音だけ聞こえる状態になる場合、GPUドライバー、Radeon設定、BIOS設定、メモリ設定、Vanguardなど複数の原因が考えられます。
特にRyzen 7 9700XとRadeon RXシリーズのような新しいAMD構成では、最新環境でも相性問題が発生することがあります。
まずはRadeonの追加機能を無効化し、EXPOを切った状態で確認するなど、基本設定に戻して原因を切り分けることが改善への近道です。


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