Bambu Lab A1 miniで造形中に「押出機が正常にフィラメントを押し出していません。(1200-8016)」というエラーが表示される場合、フィラメント詰まりや押出機周辺のトラブルが原因になっていることが多くあります。
フィラメントのロードは成功するのに造形時だけ失敗するケースでは、単純なフィラメント切れではなく、ノズル内部の部分的な詰まりや押出ギアの状態、フィラメント経路などを確認する必要があります。この記事では、Bambu Lab A1 miniで押出エラーが発生した際の原因と確認手順を詳しく解説します。
Bambu Lab A1 miniの1200-8016エラーが発生する主な原因
1200-8016エラーは、押出機が設定された量のフィラメントを送り出せていない場合に発生します。つまり、モーターは動いているものの、フィラメントが正常にノズルまで届いていない状態です。
主な原因としては以下のようなものがあります。
- ノズル内部の部分的な詰まり
- ヒートブレイクやフィラメント経路の詰まり
- 押出ギアがフィラメントを正しく掴めていない
- フィラメントが湿気を吸っている
- 温度設定が素材に合っていない
特に「フィラメントのロードはできるが造形できない」という症状では、造形時に必要な連続押出量を維持できない状態になっている可能性があります。
ノズル交換後でもエラーが出る場合に確認するポイント
ノズルを新品に交換しても改善しない場合、詰まりの場所がノズル先端ではない可能性があります。3Dプリンターの詰まりは、ノズル内部だけでなく、その手前の熱で柔らかくなったフィラメント部分で起きることがあります。
例えば、フィラメントがノズル内部で膨張したり、冷却不足によって固まったりすると、先端からフィラメントが出なくなります。
クリーニングニードルが奥まで入りにくい場合は、ノズル先端ではなく内部に異物や固化したフィラメントが残っている可能性があります。
押出機内部の詰まりを確認する方法
Bambu Lab A1 miniでは、押出機内部のフィラメント経路も確認することが重要です。フィラメントが途中で削れていたり、ギア部分に粉状のカスが溜まっていたりすると正常に送れなくなります。
確認する際は、まずフィラメントを取り外し、押出機付近にフィラメントの削れた跡がないか確認します。
例えば、フィラメントがギア部分で削られて白い粉が出ている場合、押出ギアが空回りしている可能性があります。その場合はギア部分の清掃や、フィラメント経路の確認が必要です。
コールドプルでノズル内部の詰まりを除去する
ノズル内部の詰まりを解消する方法として、コールドプルという清掃方法があります。これはノズル内のフィラメントを一度冷やして引き抜き、内部の異物や焦げたフィラメントを取り除く方法です。
完全にノズルが詰まっている場合、クリーニングニードルだけでは奥の汚れを取り除けないことがあります。
例えば、過去にPLA以外の素材を使用した後や、高温素材を使った後にPLAを使用すると、内部に残った素材が原因で押出不良になる場合があります。
フィラメントや印刷設定も確認する
押出エラーはプリンター本体だけでなく、使用しているフィラメントや設定が原因の場合もあります。
確認したいポイントは以下の通りです。
- フィラメントが湿気を吸っていないか
- ノズル温度が素材に適しているか
- 流量設定が高すぎないか
- フィラメント径が正常か
例えば、安価なフィラメントや長期間保管したフィラメントでは、湿気によって押出抵抗が増え、通常より強い力が必要になることがあります。
押出ギアの状態を確認する
押出機のギアはフィラメントを掴んで送り出す重要な部品です。ここにフィラメントのカスが溜まったり、摩耗したりすると送り出し能力が低下します。
造形前のロードでは成功するものの、長時間の印刷で失敗する場合は、押出ギアが滑っている可能性があります。
ギア部分を清掃し、フィラメントをしっかり掴めているか確認することで改善するケースがあります。
改善しない場合に試したい手順
原因が特定できない場合は、以下の順番で確認すると効率的です。
- フィラメントを抜いて再装着する
- ノズル温度を少し上げて手動押出を試す
- ノズル内部をクリーニングする
- 押出ギア周辺を清掃する
- 別のフィラメントで試す
- 必要に応じて押出機を分解確認する
一つずつ確認することで、どの部分に問題があるのか判断しやすくなります。
まとめ
Bambu Lab A1 miniの「押出機が正常にフィラメントを押し出していません。(1200-8016)」エラーは、ノズルだけではなく押出機内部やフィラメント経路、ギア部分など複数の原因で発生します。
ノズル交換後も改善しない場合は、ノズル以外の場所で詰まりや押出不良が起きている可能性があります。特にロードは成功するのに造形できない場合は、連続押出時にフィラメント供給が追いついていない状態を疑うとよいでしょう。
クリーニング、押出ギアの確認、フィラメント交換、設定確認を順番に行うことで、多くの場合は原因を特定して改善できます。


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